2006年F1世界選手権第7戦モナコGP。
今シーズンから新フォーマットのノックアウト方式を採用することで大波乱が予想された
公式予選が5/27(土)に行われた。
終了直後の結果としては、
ポール・ポジション:ミハエル、2位:アロンソ、3位:ウェバーとなった。
セッション中は、ピリオド1でマッサのクラッシュによる赤旗中断があったものの、
当初多くのドライバーが心配していた程の混乱はなく無事終了したかに見えた。
しかし、波乱はセッション終了後、スチュワードによりもたらされた。
問題は最終ピリオド、セッション終了直前のラスカスで発生した。
そこまでトップタイムを記録していたミハエルがコースオフを喫し、
そのままエンジンストールしたため、結果的にコースをふさぐ格好となった。
これが、故意によるものであり、他車のアタックを妨げたと嫌疑をかけられたのだ。
この問題に関して、特に怒りを露にしていたのは暫定2位だったアロンソだろう。
「僕の方が0.3秒速かったんだ。だから、今日はポールを楽に獲れるはずだった。レースでも優位に展開できると思っていたのに、すごく残念だよ」
アタック中の黄旗により、最速タイムが得られなかった結果に納得いかない様子だった。
セッション終了後、この件は審議対象となった。
(一説には、ルノーがスチュワードに抗議に向かったとも言われている。)
そして、最終的には、
「初めは、マシンも動いていたんだけど、僕の後方は渋滞していたから、もうどうしようもなかった。後ろから次々とマシンがやってくるのは分かっていたけど、どうすればいいか判断しようとしても、よく見えなくて。そうこうしている内に、エンジンがストップしてしまったんだ」
という、ミハエルの主張は認められなかったようだ。
決定事項は、ミハエルのタイム抹消と最後尾グリッドへの降格。
これは「疑わしい」ではなく、「故意であった」と判断したスチュワードの裁定であろう。
奇しくも、抜けないモナコで最後尾ワンツーとなってしまったフェラーリ。
この騒動は、今シーズンの行方はもとより、
ミハエルの来季去就の決定に大きな影を落とす結果となるかもしれない。