2006年のF1世界選手権は6戦を終了し、伝統のモナコGPを迎えた。
今シーズン新しく採用された予選フォーマットであるノックアウト方式。
当初は、大きな混乱があると予想されていたが、
ここまで多少のトラブルはあったものの、大騒ぎになるほどの混乱には見舞われなかった。
すでに6回経験していることから、そろそろ新方式にも慣れて来た頃かと思われる。
しかし、モナコでは事情が異なっている。
狭く抜き所がなく、少しのミスがクラッシュに繋がるコースレイアウトが
これまでのサーキット以上に新予選方式を困難にさせると考えられている。
赤旗、黄旗の心配だけでなく、
ダメージを負ったマシンがスロー走行でピットに向かうことも考えられるため、
いかにそれらの状況を回避できるか(こればっかりは運だが...)が
予選最大の鍵になるとも考えられる。
このような状況をドライバー達も心配しているようだ。
以下に一部を紹介する。
ジャンカルロ・フィジケラ:
「大混乱になるだろうね。」「1回目と2回目のセッションはかなり混雑するし、赤旗が出たり、黄旗が出たり、それはもう大変だろうね」
ルーベンス・バリチェロ:
「ものすごく心配だよ。特に、最初のセッションでは、いろいろアクシデントがありそうだ。」「誰もがトラフィックの中で予選を通過するために走りこみ、他のドライバーよりも少しでもクリーンなラップが取れた人間が、ポールシッターになれるんだ」
マーク・ウェバー:
「楽しみだけど、誰かを(クラッシュに追い込んで)シートベルトを外させるような目には遭わせたくないね。」「過去にもモナコのブラインドコーナーでスロー走行した人間がいたが、そんなことをしてはならない。」「セッション終盤の方がラバーがのってくるから、ぎりぎりまで待ってコースインする方が望ましいので、そのへんが難しい。」
ジャック・ビルヌーブ:
「心配だね。いいタイミングで出られるかどうか、それはすべて運次第だ。」「僕はああいう目(ヨーロッパGP予選でのペナルティー)に遭ったけれど、何人か他にもペナルティーを受ければいいと思う。いつもかなりブロックされているからね。」
各ドライバーとも、期待と不安が入り乱れているようだ。(その比率は人によるが。)
波乱をチャンスに変えれるかどうか。結局は、運次第か。