ミハエルの連勝で幕を閉じたF1第5戦ヨーロッパGP。
このレースを終始引っ張ったのは、
フェラーリ+ブリヂストンのミハエルとルノー+ミシュランのアロンソだった。
レースの内容を見る限りでは、
相変わらず強いルノーに対して、
フェラーリが対抗できるだけの力を蓄えつつあることは確かだろう。
しかし、少なくとも前戦に関しては、
シャシーでの差よりも、その装着したタイヤにより勝敗が決したと考える。
各陣営のコメントもその考えを裏付ける。
まずは勝ったブリヂストン側のコメント。
「週末を通じてタイヤのパフォーマンスは良かった。」「我々が何よりもうれしかったことは、フェラーリの2台のみならずウィリアムズF1のニコ・ロズベルグとトヨタのラルフ・シューマッハも力強いレースを展開したことだ。」
と、勝ったチームのみならず、
彼らの供給先のチームのパフォーマンスが総じて良かったことを挙げている。
「タイヤのパフォーマンスに関してはとても満足している。」「今週末は暖かかったのでタイヤは期待通りの性能を発揮した。」「次の週末も我々のタイヤは競争力を発揮できると確信している」
と、これまでの開発の方向性の正しさを裏付けるような結果を得ていることから、
次戦についても自信を持っているようだ。
一方、敗れたミシュラン。
「今日の午後は、昨日までと違ってコースのグリップが低かったようです。私たちが選んできたコンパウンドは全体のコンディションに対して硬すぎたようですね」
と、コンディションが自分たちに味方しなかったことで、
パフォーマンスを発揮できなかったという考えを明言している。
「私たちは」「新製品を来週のスペインでデビューさせます。次のバルセロナも接戦になるでし
ょう。しかし私たちはまた一歩前進できると自信を持っています」
と、バルセロナでは立場を入れ替えられる自信をのぞかせる。
結局のところ、今シーズンの両社のパフォーマンスを見る限りでは、
サーキットによる得意不得意で優勝の行方を左右する場面は、まだまだ出てきそうだ。
注目すべきは、今後の開発でいかに不得意なサーキットを減らすかと、
どこまで不得意ながらも踏ん張れるかであろう。
今年のタイヤウォーズは一進一退の攻防の予感がする。