マレーシアでの話題の中心はフェラーリであった。
しかし、それは残念ながらパフォーマンスに関するものではなく、
レギュレーション違反の嫌疑に関するものであった。
全11チーム中8チーム
(当のフェラーリとフェラーリエンジンを搭載するレッドブルおよび
そのレッドブルが50%オーナーを務めるトロ・ロッソを除くすべてのチーム)が
FIAに対し、文書による確認を行ったとされる。
問題となっているのは、フェラーリのウイング剛性。
高速走行時にそのフラップがたわむというのが今回の問題だ。
現在のレギュレーションでは
走行時に変形する素材をウイングに使用することが禁じられている。
開幕戦ではリアウイングの話題が中心であったが、これは一旦は合法と判断された。
しかし、今回フロントウイングが最も問題視されている。
オンボードによる国際映像であれだけウイングの変形が映し出されれば、
問題視されるのも当然であろう。
さすがにあれだけの証拠を見せ付けられてはジャン・トッドもどうしようもなかったのか、
次戦のオーストラリアGPには、修正したウイングを持ち込むと約束したそうだ。
一方で、このような一連の騒動に対して、ロス・ブラウンは
「昨年は誰もわれわれのクルマに見向きもしなかった。誰かが言いがかりをつけているのなら、それはわれわれにとって、いい兆候だ」
と他チームから警戒されるようになったチームのパフォーマンスを喜んでいるようだ。