2005年シーズンよりジョーダンを買収してチーム運営を行ってきたミッドランド・グループ。
昨年はジョーダンの名前でのエントリーであったが、
今年晴れてF1史上初のロシア国籍のミッドランド・レーシングとしてのエントリーとなった。
そして初めての新車、M16が2月3日に発表された。
今年の新車は昨年のエディ・ジョーダンの名を冠したマシンとは一見して異なる。
それは、イエローのマシンが
グレイ,レッド,ホワイトのトリコロールに変身したということだけではない。
いかにも旧式然とした昨年型に比べ、今年のマシンは進化が目に見える。
それでも、全体的に詰めが甘く、
サイドポンツーンやリアセクションの処理は他チームに比べて効率は悪そうではあるが。
このマシンの外観の一番の特徴は、そのへらべったく、先端が垂れ下がり気味のノーズだろう。
そして、M16がEJ15Bと比べて一番変化したのはスポンサーロゴの数だ。
クリスチャン・アルバースの獲得により、彼のパーソナルスポンサーを多数獲得したこともあり、
EJ15Bのように車体にロゴがなく間が持たないということはない。
このチームの現実的な目標は、昨年のアメリカGPの再現は無理だろうが、ポイント獲得だ。
ミナルディから強力になりそうなトロ・ロッソと準備不足のスーパーアグリがライバルとなるだろう。
今年もこのチーム(名称は変わったが)の最大の武器はトヨタエンジンの高信頼性である。
V8エンジンの中でも一番にサーキット走行を行い、
かつ2チームからのデータフィードバックが行えるというメリットを生かし、
V8に構造が変わってもトヨタエンジンの信頼性は変わらず高いと思われる。
開幕後、数戦でライバルに差をつけ、ポイントを獲得できるかがキーとなるだろう。