スパ・フランコルシャンの財政難によりその開催が危ぶまれているベルギーGPに続き、
ホッケンハイムリンクも財政的に問題に直面しており、ドイツGPの開催が危ぶまれている。
ホッケンハイムといえば、かつては森を抜けるロングストレートを持つ、
「真夏の高速三連戦」を一角を占めるサーキットであった。
(ちなみに他は、イギリスのシルバーストーンとフランスのポール・リカール)
しかし、近代F1への対応から実に6500万ユーロ(約91億円)とも言われる資金を投入し、
2001年に大幅なレイアウト変更を実施した。
一方で、
シューマッハの活躍でF1人気に沸いた、かの地のブームにも陰りが見え始めているようだ。
これらのことから同サーキットは負債を抱え、2006年4月には債務超過に陥る恐れがあるらしい。
しかし、サーキットのあるバーデン-ヴュルテンベルク州が救済に乗り出しているとのことであり、
問題は何とか回避できる可能性が高いらしい。
そのためには名物メルセデス・スタンドを第三者に貸し出す可能性もあるようだが。
そして、この状況をチャンス到来と捉えている人物もいるかもしれない。
FOM会長バーニー・エクレストン、その人である。
以前から1ヶ国で2グランプリが開催されているイタリアとドイツを1グランプリに減らし、
その分を新市場開拓にまわしたいと明言していた。
先日のモンツァでの騒音問題によるグランプリ開催危機に続き、ホッケンハイムでも危機。
すなわち、イタリアとドイツのグランプリを1つにできるチャンスと捉えることもできる。
まさか、バーニーが救済策をつぶしに掛かるとは思えないが、
このチャンスを有効に使う手段を画策していることは十分考えられることだ。