先日FIAから発表された2008年以降の新レギュレーションについて、
さらなる情報が発表された。
それは、ローコストレギュレーションとも呼べるコスト削減に主眼を置いたものであった。
先日の発表にあるようにCDG(センターライン・ダウンウォッシュ・ジェネレーティング)ウイングや
サイズを拡大したスリックタイヤの復活といったように
オーバーテイクの機会を増やすためのレギュレーション変更も存在する。
しかし、新レギュレーションの実態は、
「F1の本当の問題点は、その運営管理の方法でもなければ、FOMがチームに与える分配金の額でもない」「すべてはコストの問題なのだ」とモズレーが言うように、
あくまでもコスト削減が目的だ。
そのために、1エンジン3イベント,1ミッション4イベントの規制や現在のコンコルド協定で禁止となっているシャシーの販売を認可する方向となっている。
確かにプライベータにとっては、
これまで敷居(コスト)が高く参戦できなかったチームも入って来易くなるだろう。
一方で、F1の存在がどう変化するかも考えてみたいものだ。
F1は世界最高の自動車レースである。
そこに参加するためにはそれなりの資格が必要である。
ドライバーでいえば、スーパーライセンスだ。
そして、コンストラクタに関して言えば、
これまではせめて自分でシャシーを作れるチームが来なさいとなっていた。
それをコストを削減し、
カネさえあれば参加できるようにするということが本当にF1において必要なのだろうか。
世界最高、そのステータスを考えれば、ある程度の参加制限は必要であり、
無意味にその敷居を下げることはF1の価値の失墜をも意味すると思われる。
このような状況を見ていると、F1の将来を憂う今日この頃である。