鈴鹿の歴史が覆された。
今回、初開催の1987年から数えて19回目の鈴鹿での日本GPとなった。
このコースでは過去フロントローからの優勝が約90%を占め、
最前列でなくとも上位からのスタートでなければ優勝争いの権利がないと思われていた。
雨でパフォーマンスを発揮できなかった予選最終組の中でも
初日にエンジントラブルで載せ替えを行ったライコネンは17番グリッドからの出走となった。
しかし、ここから怒涛の追い上げが始まる。
オープニングラップでの数々のアクシデント、そして僚友モントーヤのクラッシュによるセーフティカー導入といった混乱をくぐり抜け順調に順位を上げて行った。
序盤の見所といえば、ミハエル,アロンソ,ライコネンのバトルに尽きる。
旧チャンピオンが巧みなライン取りで新チャンピオンとそのライバルを押さえ込もうとするものの、新世代の力の前にオーバーテイクを許してしまうといったところだった。
そして、ドラマはファイナルラップの1コーナーでクライマックスを迎えた。
ライコネンが今回好調のルノーのフィジケラを難なくオーバーテイクし、そのスピードと強さを見せつけた。
終わってみれば、ルノーのフィジケラ,アロンソを従えた表彰台となり、
予選結果を考えれば2強の強さが改めて強調された結果となった。
しかし、コンストラクターズでは再びルノーが2ポイント差の首位に返り咲いた。
エンジンが壊れても勝ってしまうマクラーレン、もはや怖いのはバックマーカーのみか。