マギ シンドバッドの冒険、マクロスΔ | アニメの撮影よもやま話

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フィルム時代のアニメの撮影からデジタル変換期をへて現在に至るまでの撮影回顧録

(2016) マギ シンドバッドの冒険

 原作は少年〇ンデーに連載された大高忍先生の漫画作品。スピンオフとしてアニメ化もされました。アニメは、〇-1 Picturesが2012年に制作した第1期、第2期版と〇ay-duceが2016年に制作した物があります。ここで取り上げるのは、2016年4月より7月まで放送された〇ay-duce制作版ですね。

 

「スポットライト」

 テレビ放送版オープニングテーマ。作詞・作曲は堀江晶太、編曲は堀江晶太とPENGUIN RESEARCH、歌PENGUIN RESEARCH。

 

「ポラリス」
 テレビ放送版エンディングテーマ。作詞・作曲は金澤ダイスケ、編曲・歌はフジファブリック。
 この作品は、臨時的な要員ではなく、割とメインで参加していた作品だったと思います。私は、1~3話、6~9話にクレジットされていました。冒険物で海などのシーンも多めにあった作品でした。


(2016) マクロスΔ

 『マクロスΔ』(マクロスデルタ、MACROSS DELTA)は、〇テライト制作による日本のテレビアニメ作品。「マクロスシリーズ」のSFロボットアニメ。2016年4月から9月までTOKYO 〇X・〇S11等にて放送されました。全26話。『超時空要塞マクロス』から続く「マクロスシリーズ」のアニメ作品としては7作目。テレビアニメとしては2008年放送の『マクロスF』に続く4作目の作品です。

 時代設定は『マクロスF』から8年後の西暦2067年。過去のテレビシリーズは巨大宇宙船内の市街区を舞台にしていましたが、本作では「戦闘機がより自由に飛べる大気圏を中心にしよう」という考えから、銀河系辺境域の移民惑星が主な舞台となっています。

 これまでのシリーズでは、地球人類と未知なる異星人・宇宙生物との接触(ファーストコンタクト)を描いてきましたが、本作では人類種間の戦争を扱い、敵対勢力側には中世ヨーロッパの騎士道物語のような「王国」や「騎士団」が登場します。

 タイトルのΔ(デルタ)は、「歌」「戦闘」「三角関係」というマクロスシリーズの3つの要素を忘れないようあえて付けたといいます。主要テーマとしては、チーム戦(チームワークやチームプレイ)があり、「マクロスシリーズ」伝統の三大要素にもそれぞれ反映されています。

 「歌」に関しては、5人組の女性音楽ユニット「ワルキューレ」が登場しました。フレイア役は歌姫オーディションに応募した約8,000人の中から18歳の鈴木みのりが選ばれ、美雲役の歌唱パートは「マクロスシリーズ」史上最年少歌手となる15歳のJUNNAが担当しています。

 この作品は、メインスタッフという訳でなく、助っ人的に参加しました。私は24話にクレジットされていたようです。

 

↑マクロスΔの劇中歌セレクション

 

 

【アニメ撮影こまったあるある話】

 

 アニメ撮影時には、セルなどの動画連番を読み込むのですが、たまーにフォルダ内にある番号が違ったりしていて認識されない場合があります。

 

a0001.tga

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a0003.tga

a0004.tga

a0005.tga

a0006.tga

a00007.tga ←このセルが、認識されません。(-_-;)

a0008.tga

a0009.tga

a0010.tga

 

 なんと番号が一桁違っただけでもダメなんですよねー。もちろん、桁数を修正すれば普通に認識してくれるようになるんですが……。

 フィルム時代には、セル番号なんてだいたい分かれば良かったんですが、デジタルになってコンピューターを使うようになってから、このあたりは厳密になってきた感じです。

 てか、そもそも最初に決められた『決まり事』をミスっている方が悪いんですけどねー。

 

 そういえば、もっと致命的な間違いもありました!!

 

フォルダ内のデータは、『同タップで同じサイズでスキャン』が原則なんですが、まれに違うサイズでスキャンされたデータが同フォルダに混在してる時があったりするんですよ!!

 ……それをフォルダで読み込むと、AEの方では『同サイズ』だと認識してしまうんですよね。撮影してる時に、なんだか途中でセルの位置がズレるなー? ……で判明するんですが、まったくもって困った事です。

 きちんとした段取りで作業するためには、きちんとした前準備が必要というお話でしたー。