ランチェスター弱者の戦術
ランチェスターの法則は有名です。
例えば「ランチェスターの第一法則」
弓や槍・銃などの打ち合いなどの1人対1人といった、
一騎打ちの法則で、この様な場合は、武器の性能が一緒であれば、
兵力の数の多い方が勝つという理論です。
例えば、
A軍の兵力が10人
B軍の兵力が6人
両軍一騎打ちの戦闘の場合は
A軍は4人生き残り(6人戦死)
B軍は6人全滅で生き残り0人(6人戦死)。
これが、ランチェスターの第一法則です。
式にすると次のようになります。
A軍の兵力が10人(A 0 )
B軍の兵力が 6人 ( B 0 )
両軍一騎打ちの戦闘の場合は
A軍は4人生き残り(A)
B軍は6人全滅で生き残り0人(B)
A 0 ー A =A軍の戦死者数 (10 - 4 = 6人戦死)
B 0 ー B =B軍の戦死者数 ( 6 - 0 = 6人戦死)
となり、武器の性能や兵士の力が同じ場合は、兵力の差だけが勝利
の条件となります。
これをマーケティング戦略に置き換えて見ると、弱者が強者に競争
を挑んでも勝てないということを意味しています。
しかし逆に考えると、いろいろな戦術を考えることが出来ます。
例えば、
・局地戦 :狭い範囲での局地戦に持ち込んで、戦力を対等にして一
騎打ちの戦いを挑む。
・一騎打ち型:例えば製品戦略もフルラインナップではなく、特定
商品に集中して一点勝負をかける!
・接近戦 :顧客により近づいた戦術をとる。
・差別化 :商品の差別化に加え、流通チャネルの差別化などもある。
戦いようは、いろいろあるということです。