余命宣告までされた夫が

奇跡的に体調が安定し、

さらには

「紗夜とまた外出したい」って言って

衰えてしまった足の筋肉を鍛えるため

リハビリを先週から始めました。


ベッドの上で脚をのばしたり

お尻のストレッチをしてみたり

とても意欲的で、

私の方が心配してしまうくらい。



だったのですが…





今日、ポツリとこう言ったんです。

「リハビリする意味、あるんかな…」





夫は肺の病気。

少し動くだけで息切れをするから

酸素を常に吸っている状態なんです。



「いくらリハビリして足の筋力をつけても

 結局、動いたら苦しくなってしまうだろ。

 肺を鍛えることが出来ないのに、

 足だけ鍛えてもな…」




病気は治療法のない難病です。

骨折などであれば、

まだ骨さえ繋がれば回復の希望もあるけど

もう治りようもない肺を抱える限り

歩くことなんて夢のまた夢…

夫の体は、

壊れたエンジンを持つ車と一緒。

いくらパンクしたタイヤを直しても

走れない…ということと同じなのです。



だから私は言いました。



「確かに、肺が機能しにくくなってるから

(リハビリが)意味なく感じるよね…

 だけど、

 ふくらはぎの筋力を上げることは

 ポンプの役割を果たすことになるから、

 たとえ歩けなくても

 全身への血流を助けたり

 血圧が上がるようにはなるんじゃない?」


「そっか…そうだな」


「それが結果的に、

 身体全体のためになるのなら

 リハビリだって無駄にはならないよ

 きっとニコニコ



私だって分かってましたよ。

リハビリをしたところで、

もう一緒に外出なんて出来ないことくらい…

だけど、

目標を持つことで

未来への希望も持ってくれるんじゃないかと

だからこそ否定もせず応援しました。


 

でも、

気付いてしまったんでしょうね…





とりあえず、

無理のない程度に

筋トレは続けていくつもりのようです。


外出する目標から

体力を少しでも維持する目標へ



密かにガッカリしただろうなぁ…

直接的な介護もするけど、

夫のメンタルを支えるのが

私の一番の役目かも知れませんね。