「もう、あの人(夫の不倫相手)のことは

 憎んでないし恨んでもないよ」



そう夫に話したのは

なんだろう…




私にずっと償っているって感覚で

いてほしくなくなった。

安心させたかった…とかなのかなぁ。




夫の不倫を知って20年。

当時は本当に大きなショックだったし

離婚は何度も何度も考えました。

どんなに優しくされても、

「また(不倫)されるかも知れない…」

って不安は拭えなかったし

そんな風に思う自分にも辟易としてた。


でも、そんな私に夫は言葉だけでなく

態度で私を安心させようと、

誰よりも大切にしつづけてくれました。

どんなに私が荒れても、

どんなに夫を責めることがあっても

決して突き放さず寄り添ってくれた──

そうすることで、

少しずつだけど私の心の傷が

癒えていった結果

私も笑顔を取り戻していけた…

それが事実です。


※当時の葛藤や私のボロボロ状態は、

noteにお引越しして書いてあります。




ただね…

不倫相手を恨んで無いと言いつつ

もうあなたを赦してるよ

って言わなかったのは、

私の小さな抵抗かも知れません。



赦したか、赦してないか

そう問われれば

とっくに赦してるに決まってるけど、

やはり「赦す」と言うと

夫がした不倫そのものを認め

“また、してもいいよ”ってことに

なってしまいそうで…

そんな風になげやりに解決させたわけでは

無いからなんですよね。


私はとても傷ついた、

そして夫ももちろん傷ついた。


無かったことには永遠に出来ないんです。



だから…夫に敢えて

「あの人のことをもう恨んでは無いけど

 卓也のことを赦したわけでもなくて、

 不倫したことを受け入れただけ

 なんだけどね笑」って

冗談っぽく笑って言いました。



それに対して夫の反応は、


「そうなんだ…」ってポツリ。



良かった…でもなく、

嬉しいよ…でもなく。


そうなんだ…の一言。


そして少し時間をおいて、

「一生、背負っていきます」って

静かに微笑みながら返してくれました。




恐らく、

私が赦したと言ったところで

夫の中では私以上に

私を傷つけた事実として

忘れてはいけない──と

位置付けてるんでしょうね…



だから再構築中に、

自分の病気を知っても私にそれを隠し

どんなに私が心を病んで壊れても

支えてくれてたんだなって。




そんな夫だと…もう分かってるから

私はこんなことも伝えました。


「あの人(夫の元不倫相手)に

 病気のこと連絡してもいいんだよ。」って



不倫相手とはいえ、

一度は好きになった人ならば

ちゃんと話しておきたいことも

あるんじゃないかなって…


お人好し過ぎますかね、私滝汗



もう完全に夫のことを信じてるからこそ

出てきた言葉なんですけどね…


でも夫が、

首を縦に振ることはありませんでした。

もうとっくに完結してるって顔で、

私を不安にさせるような振る舞いを

することはなかったです。



こだわってたのは私だけだったのかな…

って、ちょっと情けなくなったから

それからはもう

彼女のことは話していません。



ですが、このことで

私の中ではやっと…

やっと再構築を卒業できたような

気持ちになりました。



いつか夫に

夫が不倫したことを

笑って話せるようになれたら

その時が私にとって

再構築卒業の時かな…



って、ずっと思ってたから。



夫のおかげです。

夫が私をそうさせてくれました。

原因を作ったのは夫だけど、

夫しか私のトラウマを解くことは

出来なかったと思うんです。



もう夫に対して、

1ミリたりとも疑う気持ちがなくなった今

夫の人生に寄り添って

夫を最期まで見送りたい。

今は、それだけです。