英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki -8ページ目

長くなりましたが、続きです。
英語で読み聞かせ。
ハードルが高いと思われているのは
やっぱり今も「発音」、ですかね。
口から出す英語に時間を割くのは
教育の現場で今も試行錯誤が続きますが
日本の公教育の中で、となると
語学にぴったりな少人数クラスでの指導が
難しいこともあり、
少々厳しいものがあります。
経験値を稼ぐ時間が、
不足気味だというのが
一番多い現状だと思います。
さて、
自分がちょっと不安なことには
つい敏感に反応してしまう、のが
ニンゲンというもの。
なので、発音を「必要以上に気にする」
発音警察?のような方がいらっしゃったり、
その反動で、でしょうか
「発音発音言うヤツうぜー。
大事なのは”話す内容”!!」と
開き直る方もいらっしゃいます。
これはニッポンのどこでもある
#英語あるある
です。
どちらも、一理ある。
けど、それは決して
他の方に
向けられてよいものではない。
おはなし会は、楽しむためのものです。
縁あって英語でなにかを発信しようと思った
大人の方にこそ、知っていただきたいことです。
ちょっとエラそうですかね。
でも、これを知っておくと
ボランティアでの楽しい時間が
確実に積み重なっていく。
大事な事なので、
ちょっと真面目に、お伝えしています。

前回からの続き。
せっかくやる気を出してくれた中高生、
これから地域で活動をしていただくためには
同じ志の地域の大人からの
支援が欠かせません。
今回の大人の方への
「英語よみきかせボランティア養成講座」は
ご自分が楽しんで
英語おはなし会にご参加いただく方を
育てることはもちろんですが、
それに加えて、可能であれば
せっかく芽吹いた中高生ボランティアを
一緒になってそだててゆく視点を
お持ちいただきたいと思っていました。
私が自分よりも若い方、小さいお子さまと
向き合う時に、いつも心に留めていること。
それは、
「私はこの方を、
自分より年齢がお若いという理由だけで
軽んじていないだろうか。」ということ。
私の恩師は亡くなって数年になりますが、
もし相手が自分の恩師だったら、
どういう服装、
どういうたたずまい、
どういう言葉で接するか。
常にそこに立ち戻って
考えるようにしています。
早期教育の
モンテッソーリ教師となる
トレーニングの中で
指導を受けて以来
常に心に留めていることです。
実際には、おはなし会では体も動かしますし、
小さいお子さまと交流するときは
必要があって、活動的な服装で行います。
わざわざ大人になって
恩師に会いに行く時の様な
ちょっとエレガントな服で、とは
なかなかいきません。
でも、心はいつも、そこに立ち戻って
物事を考えるようにしています。
今後も機会を頂いたら、
まずはそこからお伝えしようと思っています。
長くなりましたが、続きます。

前回からの続き。
英語よみきかせボランティア
「案ずるより産むがやすし」で
居合わせた赤ちゃんに向けて
100点満点のデビューを
笑顔で飾れた前日の中高生たち。
私はその生徒さんたちに
ひとつ約束をしていました。
「明日の大人向けの講座を受講する方たちは
これからあなたたちがひょっとしたら
一緒に活動をしていく機会もある
英語おはなし会のボランティアです。
その方たちには、
中高生のあなたたちが活動しやすいように
英語よみきかせを”楽しむ”ことを伝えます。」
そう。
少し前に、どこかのゴルフ練習場にあるという
張り紙が話題になっていましたね。
いわゆる「教えハラスメント」。
ゴルフ中級~上級になってくると、
初心者の方の覚束なさに
なんだかやきもきすることは
実際にあるのでしょう。
(私はゴルフ未経験ですが、
コースに出るまでに
なかなか敷居の高いスポーツだとは
なんとなくですが、分かります。)
ですが、頼んでもいないのに
向こうからやってきて
あれこれと”教える”方には、
初心者はビビッてしまったり、
ゴルフを楽しむ以前のところで
葛藤してしまうかも。
もともと「長幼の序」を重んじる私たち日本人、
年上の方が
せっかくのご厚意で教えてくださるのを
無下に断るのは難しいものです。
ひるがえって、英語。
こちらもなぜか、「教えたがり」な大人が
跋扈する世界でもあります。
私の講座の受講生に
そのような方がいらっしゃるとは
決して思いませんが、
中学生や高校生は
大人の何気ない一言でも
指導と受け取ってしまうと
同じ地平で楽しむことが
少し難しくなってしまうかもしれません。
毎回私が一緒に活動できる状況ではない
遠方での講座ということもあり、
私が大人の方にむけてお伝えしたかったのは
実はこのことでした。
続きます。

