英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki -104ページ目

英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!


少し前に日本語版も出たこの作品。

アーサービナード氏の「超訳」

「はじまりの日」で

この歌を意識した方も

いらっしゃるかもしれませんね。

よく知られている邦題は

「いつまでも若く」

Forever Young

こちらも前回ご紹介した

Blowin' in the Wind 同様

よく知られた

ボブディランの代表作。

ところでこの歌は

Rock&Rollと政治的な志向が

結びつきを得て

若者の発言力が高まり

「Don't trust over thirty.」

30歳以上の大人のことを信じるな!

という過激な言い分が

聞かれた時代の歌として

日本では解釈されている

場合が以前は多かったようです。

しかし全編を聞いていただければ

分かりますが

この歌は愛息への

健やかに育って欲しいという

ごく当たり前の親心を

歌のしたもの。

Forever Young

大切な我が子に

いつまでも

老いぼれることなく

健やかに長生きして欲しいという

父親としての情愛を

歌ったものです。

イラストも一枚一枚が

深い意味を持って描かれており

作者ポールロジャース

本人の解説が

巻末にまとめられています。

ボブディランの偉大さが

嫌味なく

あますところなく伝わる

素晴らしい絵本です。

この20世紀を代表し

今なお現役であり続ける

偉大なるアーティストに

乾杯です。

Forever Young

Bob Dylan/Paul Rogers

ISBN 978-1-84738-429-4



代表曲の多いボブディランですが、

一曲だけ、となると

やはりこの曲を選ぶ方が多いでしょうか。

風に吹かれて

Blowin' in the Wind

私はボブディランが

それはそれは大好きなのですが、

それは学生の頃にさかのぼります。

平成のバブル期に学生時代を過ごした私は

山手線のなんたるかもたいして知らないまま

東京での一人暮らしが始まりました。

金満ニッポンの野心みなぎる東京で

居心地の悪い地方出身の大学生の生活を

なぐさめてくれたのがボブディランの歌です。

常に他人のレッテル貼りを欺きながら

転がり続ける孤高のアーティスト。

初期の代表作であり

アメリカの音楽の歴史にも

偉大な足跡を残した歌曲。

この絵本では美しい水彩画で

この複雑で多重なイメージを持つ歌詞の世界が

あくまで軽やかに

美しく表現されています。

知らずに生きてゆくには

惜しすぎる美しい世界が

ここにはきちんと表現されています。

子どもに教えたいことは

問題の正解ではなく、

軽々に答えの出ないような問題にも

答えを求めていく歩みを止めないということ。

それがアメリカ人の教育の哲学だと

私は思っているのですが

ここにはまさに

「アメリカ人が子どもに伝えたいこと」が

素晴らしく表現されています。

今日の天候のように

急に肌寒くなったスローな一日に

静かに開いてみたくなる一冊です。

Blowin' in the Wind

Bob Dylan/Jon J Muth

ISBN 978-1-4027-8002-8



心優しき大人であれば

避けて通れない名曲。

それがボブ・マーリーのこの歌

One Love

ページをめくりながら

お子さまでも口ずさめる

こんなすてきな絵本があること

ご存じでしたか?

今年は近年にも増して

「平和とは何か」を

ひとりひとりが考える機会が

多かったように思います。

名曲に負けないアートワークを

巻末に寄せられた

マーリーの長女で

自身もアーティストである

Cedella Marleyからの

愛にあふれたメッセージもステキです。

One Love

Marley/Brantley-Newton

ISBN 978-1-4521-0224-5