【子どもと英語】絵本の英語は簡単すぎる、でしょうか。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!

私たちが普段英語おはなし会で

 

ご一緒している中には

 

ごくごくお若いお子さまもいらっしゃいます。

 

最初から「大人向けの英語読み聞かせ会」と

 

対象が決まっていれば別ですが

 

私たちの普通の英語おはなし会で

 

0歳さんと40歳さんを、

 

4歳さんと100歳さんを、

 

区別することはありません。

 

0歳さんは発達の段階上

 

読み手になることはありませんが

 

違いと言えば、そのくらいでしょうか。

 

同じ時間を英語で過ごす

 

楽しい時間を共有する

 

対等な「人間」です。

 

20世紀は「子どもの世紀」ともいわれるように

 

子どもというのが

 

か弱く稚拙な無力の存在という

 

前時代的偏見を克服し

 

子どもは発達の途上にあるだけで

 

大人と同じひとりひとりが

 

素晴らしい価値を持つ「人間」であること

 

これがあらためて「発見」された時代です。

 

今となっては驚きですが

 

赤ちゃんは「まだ何も理解していない」

 

そういう無力な存在なのだから

 

大人が話しかけをしても理解してもいないし

 

そのような働きかけは「意味がない」

 

そして「非科学的」

 

そう思われていた時期もあったのです。

 

赤ちゃんは自分がどんなに「理解している」か

 

外にアピールすることがありません。

 

「無い」ものは「存在しない」。

 

子どもが身近にいる生活を

 

した経験のある方なら

 

それがいかに「間違っている」かは

 

直感的に理解なさるでしょう。

 

ところで

 

その「子どもの世紀」20世紀の

 

まだ早い時期に教育を受けた

 

「大先輩」の中には、

 

「子ども」は「大人である私たち」が

 

善導するべきものと信じて疑わない

 

そのような方もいらっしゃいます。

 

もちろん、

 

子どもさんは保護されるべき存在ですし

 

教育は大人が子どもに

 

その機会を保証すべき大切なもの。

 

そうではあるのですが、

 

「子ども」に「英語を教え込む」ために

 

大人の自分が

 

子どもに向かって

 

英語読み聞かせをしてあげる、

 

と言われますと。

 

ちょっと待ってください、と

 

申し上げたくなります。

 

私の英語えほんライブは

 

英語を「教える」ためには行っていません。

 

英語でも、日本語と同じように

 

臆せず、面白いものは面白いと笑って

 

一緒に楽しい時間を過ごす

 

それが私たちの

 

シンプルな「目標」です。

 

大人の自分が読むには

 

面白くもないほど簡単な

 

「稚拙な」英語表現の絵本を

 

未就学児に読み上げてやる。

 

しかも、

 

それだけでは意味がない?

 

いいえ。

 

簡単な英語表現も

 

素晴らしいビジュアルアートと共に

 

提示されれば、

 

それは聴き手の本物の「理解」を

 

引き出します。

 

それに、シンプルな英語絵本であればこそ

 

「私も読めるかも」と

 

英語に特別に自信がある方だけでなく

 

普通の日本人の大人の方や

 

英語教育が始まった小学生など

 

ごく若い方にも

 

思っていただける場合があります。

 

私が長く活動を続けている

 

英語えほんライブには

 

幼児さんの頃から聴き手として参加し

 

小学生になって

 

今度は読み手としても

 

一緒に活動をしてくれている

 

大事な仲間がおります。

 

この方たちに初めから

 

「小学生の知的発達にあった、

 

鑑賞に耐える世界の名作英語文学」を

 

私が朗々と読み上げたところで

 

このお子さんたちが

 

「自分もやれば出来るかも。」と

 

思ってくれたとは、

 

私には思えないのです。

 

私の思う「読み聞かせ」とは。

 

例えば、映画好きな方で

 

同じような映画好きの仲間がいる方なら

 

最近観た「面白かった映画」のお話し

 

仲間と共有したいとお思いになるでしょう。

 

それと同じ。

 

面白い絵本があるんだよ、

 

ちょっと、見てよ。

 

というような心持ちです。

 

今そんな気にならない?

 

忙しい?

 

ではまた別の機会にね!

 

そして、まだ文字の読めないお子さんになら

 

その本の内容が分かるように

 

字が読める私が代わりに声にだして

 

文字を読んであげる。

 

という、ちょっとしたお手伝い

 

のようなものでしょうか。

 

読み手の英語スキルに

 

やたらと高いハードルを設定するのは

 

私は違うと思います。

 

そして私の考えにいささかでも共感を

 

いただける部分がありましたら

 

ぜひ私たちの「英語えほんライブ」に

 

足をお運びいただく機会を頂けますように。

 

私たちはあなたをお待ちしております。