作詞を多く手掛けている
サエキけんぞうさんは
英語詞を翻訳するにあたって
そもそも「超訳」という説明をなさっています。
字に書いてあることを
そのまま日本語に置き換えて
ビートの消えたつまらない歌詞に
してしまわないための。
素晴らしい見識です。
今回、ニール・ヤングの歌詞を
超訳なさっています。
"On The Way Home"(家路にて)
日本語詞 サエキけんぞう
When the dream came 夢が来る
I held my breath 目を閉じ
with my eyes closed かたずをのもう
I went insane, 狂いだす
Like a smoke ring day 煙の輪を
When the wind blows 散らされるよに
Now I won't be back 帰れないんだ
till later on しばらくは If I do come back at all 戻れるのはいつ? But you know me, ごめん、行くよ and I miss you now. わかってるよね この歌、そもそも 「On The Way Home」 家に帰る途中で、 とタイトルでは言っておきながら 「帰らない。」 しかも、 しばらくは。 といいつつ、 If I do come back at all あらま。 もう帰る気無いんじゃん。 と、なかなかユニークな詞。 さすがニール・ヤングなんですねえ。 こうやって説明をどんどん加えていくことなら そう難しくはないことなのですが その要素を 決まったリズムでどんどんと進行していく 音に載せて表現すること。 簡単なことではありませんよ。 では次回は きっと英語好きなアナタが この超訳を一読して もやもやしているかもしれない あのお話しを。 大丈夫。 履いてますよ。(笑)