【Teach your children】「ガキに教えろ」というリズム感の秀逸さ。歌詞の日本語2 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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続けてCSN&Yの

Teach your children

60年代の終わりから70年代。

68年生まれの私には

イマイチきちんとした空気感が

理解出来ていない気もする


そんな時代。

80年代に中学生。高校生。

ニッポンの音楽を聴きそびれ

MTVから繰り出される映像+音楽に

すっかりやられてしまった私ですw

大学生になったら世はバブル真っ盛り。

大物アーティストが必ず立ち寄るTOKYOで

ますますニッポンの音楽に疎いまま

馬齢を重ねてここまで来てしまいました!!orz

なので、日本語に置き換えて

どういう事を歌っている歌なの?なんて

マジメに考えたことは

無いに等しい。ですね

むしろ、

歌詞で勝負されるニッポンの音楽には

少々むきになっていたかもしれません。

なので。

自分でいざ訳してみると

圧倒的に。

愛が足りない。orz

少々居心地の悪さを感じます。

ですが、

サエキ訳の解説だけでは

ひいきの引き倒しになるのが

オチでしょうから、

ここは。

サエキ訳の歌詞のどこがイケてるかを

拙訳を参照しながら見ていきますね。

You, who are on the road
Must have a code that you can live by
And so become yourself
Because the past is just a good bye♪

>おい、おまえにはまだ分からんことがある
だから マジメに生きろ
時は過ぎていくものだから(拙訳)

下はサエキけんぞう訳。

>ね、生きるなら
必要さ 拠り所が
で、そう、昨日のこと
さよならして 自分に気づく(サエキ訳)


↑こちらのサエキけんぞう公式ブログ
6月5日の記事に翻訳全文があります。

このポップさ。軽快~♪

キリッと冷えた

スパークリングワインのような。

CSN&Yの美しすぎるハーモニー、

曲調にぴったり。さりげない訳です。

この部分、拙訳では

一番の歌詞は

オトナからの目線で歌われているので

つい実父の語り口を思い出してしまい、

なんとな~く九州弁になってしまう

九州人の私のダサさが光りますw

気を取り直して(笑)。

元の歌詞でのキーワードは

code

これをどう受け止めるか。

訳詞にしろ解説にしろ

センスが分かれていくところです。

↑ここ重要。

日本人に委ねると何故か??

旧い英和辞典の訳語のような

「規約」や「法典」という重厚な?解釈が

一番に来がちなところです。

そうでしょうか?

この言葉のイメージは多重です。

生きるための「rule」

と言っているのではなくて

「code」っていう言葉使い。

「お約束」みたいなこと。

ドレスコード、っていう時の

あの「コード」ですが。

たぶんソーシャルセキュリティや

徴兵のときに発行される徴兵番号、

あるいは学校の学籍番号、

こういった「code」、

それによって

「管理されているこの社会」

のことも同時に思い起こさせる

言葉の選び方をしているように感じます。

もちろん road  と codeで

韻をふんでもいます。

口から出てきたときの調子を整えるのは

英語の鉄則です。

それを踏まえた上で。

ただ、短いフレーズに日本語で

その説明をいれるのはヤボというもの。

枝葉にとらわれずに

骨身を断つようなきっぱりとした表現力が

あるかどうかが、

イケてる英語の使い手か

そうでないか

勝負の分かれ目です。

もちろん続きます。