ツイッターで見つけた情報で、
昨日紀伊國屋書店新宿南店で行われた
イベントに行ってきました。
フルブライト奨学生として来日した
大の親日家のアメリカ人男性
ベンジャミン・ボアズさんという方の
コミックエッセイ
「日本のことは、マンガとゲームで学びました。」
(小学館)
のサイン会と、トークショウです。
このトークショウには聴き手として
この方もニッポンの「萌文化」に詳しい
パトリック・ガルブレイス氏。
30分の予定でしたが内容が濃く面白いものでした。
彼ら「アメリカ人→日本へ」という経歴の方の
話してくれるご自身のご経験は
私のような「日本人→アメリカへ」の
ちょうどネガフィルムのようなもの。
解るわかる!!ということや
国の事情で違うところは「なるほどね」。
それに、日本人が彼らを見る見方なども
とても面白いのです。
もちろん、来日6~7年で日本語で本を上梓するくらい
優秀な方であることは置いておいて
すでに7年も日本に住んでいるというご経験を
「たった7年でこれほど日本語が自由自在に」と
日本人の聴衆のみなさんが
暖かく見守る感じが印象的でした。
外国人だから英語が不自由というのを
気にもされない代わりに容赦もしてくれない
アメリカの国とは事情が違って面白いです。
作者は多趣味なうえにいろいろな日本人のコミュニティに
しっかりと受け入れられているご様子で
日本で出来たであろう様々なお友だちが
たくさんお越しになっていたのも印象的でした。
外国語を勉強するにはいろいろな方法がありますが
彼の実践はどれも当然効果が期待出来そうな
とても理にかなったもの。
雀荘にひとりで飛び込む勇気が
どれほどの人にあるのかは置いておいて、
自分に出来ることは何だろう?と
思えることばかりです。
せっかく今日本政府が真剣に取り組んでいる
「クールジャパン」をキーワードに
日本と日本語を論じてくださっているので
私も「クール」なアメリカってなんだろう?と
ちょっと考えてみることにします。
続きます。