
絵本の読み聞かせって今は本当にブーム来てますね!かつては教育者や保護者などの有志が細々と?ボランティアでやるものというイメージでしたが、今は自作絵本を読んで営業に励む絵本作家さんもよく目にするようになりました。
ところで。
当たり前のことですが、幼児やお子さんは自分で「絵本の読み聞かせが面白そうだから今度出かけてみよう。」なんて決めることはありません。パパやママがご自分で「面白そう、子どもを連れて行ってみよう。」と思って足を運んでくださるからこそ、私たちは絵本の読み聞かせ会で可愛いお子さんたちに会うことが出来ます。
ですから、大事なお子さんをわざわざ私たちのもとへ連れて来てくださった保護者の皆様には本当にほんとうに感謝。当然ですね!!
そして、だからこそ、最近流行の保護者向けサービスとでもいうのでしょうか、パパやママにウケそうな「大人向けスパイス」の効いた読み聞かせというものを、私はしたくありません。
全力を子どもたちに向けて注がなければ、私は子どもさんと心の底から一緒に笑ったり出来ないからです。
もちろん、普通の日本語の読み聞かせと違って、特に私の読み聞かせはすべてが英語で行われるので、日本人の子どもたちを言葉だけで笑わせることが出来ないという制約もあります。英語で子どもと笑顔を交わすのは、英語でクライアントにYESと言わせるのと同じくらい簡単でないこと。その分、きちんと伝わったときのうれしさは格別。私たちの仲間が増えているのがなによりの証拠です。
子どもたちは正直。楽しいお話しには座り込んで耳を傾けてくれますし、他のものにあっさりと気を取られることも。
とはいっても、どれほど面白くなくても自分で判断して「さらば。」と途中退出することが出来ないのがお子さん。パパやママは、思ったほど面白くない読み聞かせなら途中で子どもを連れてさっさと帰ることが出来ますが、子どもさんにはそのような自由はありません。
何かのご縁でせっかくご一緒出来た時間。私はその時間を、可能な限り子どもさんと一緒に英語で笑うために使いたいと思っています。
もし、それほどにパパやママにウケたいのなら、時間と場所をあらためて、大いに「大人の読み聞かせタイム」を楽しんでいただけばよいのではないかと私は思います。その時は保育を入れるなど、子どもさんへの配慮を忘れずに。本当に子どもに伝えたいことと大人の方にわかっっていただきたいことは、ごっちゃにせずにきちんと区別してみたら?
読み聞かせって、もっともっと面白くなる。
私が保証します!