前回のブログで、「英語教師はまず、自分をきちんと読んでもらうことから始めましょう。」と言いました。
そうしたら次は、生徒をどう呼ぶの?
ところで、高校ともなると校風はさまざま。
1.自由な校風で、生徒もカジュアルな言葉づかいが一般的な学校。
2.宗教的な思想の裏打ちなどから、他を尊重するための言葉づかいが求められる校風の学校。
3.敬語の知識などの水準が高い、いわゆる成績上位校。
4.外国人講師も常勤の私立校でチーム・ティーチングがある程度出来ている学校。
など、それぞれひとくくりには出来ないと思います。
でも、英語であれば基本は「相手にどう呼んでもらうかは自分の領域。そして、私をこう呼んでね、と自己紹介で意思表示された「呼び名」を、周囲は最大限に尊重する。」のがルールだと思います。
つまり。
生徒の自己紹介として。
My name is Miyuki Yokomizo. Please call me"Miyuki".
であれば、"Miyuki"と呼んであげること。
いつも親しい仲間から呼ばれているあだな、例えば「よこみゆ」だったとして、それに本人が愛着があるからという理由で
Please call me"Yoko-miyu"なら Yoko-miyuと呼ぶ、ということです。
いくらたとえほとんどの生徒がシンプルに下の名前で呼ばれることを好んだとしても、本人の意向を聞かずに一律に下の名前で呼ぶ、というのは絶対にやめていただきたいと思います。
そういえば、現在の中学校の学習指導要領では Yokomizo(姓) Miyuki(名)と、日本語の戸籍名と同じ並びで子どもたちは自分の名前を認識しています。こちらのトピックも、話せば長くなりますね。それはまたあらためて。
続きます。