この時期、クリスマスにまつわる集まりなどが企画されている幼稚園や保育園も多いことでしょう。
ですが、アメリカのモンテッソーリスクールでは、一般的には宗教や年中行事を行わない場合がほとんどです。
(もちろんクリスチャン・モンテッソーリなど例外はありますが)
子どもに特別の日ではなく、あたりまえの日常の一日いちにちを提供することのほうがモンテッソーリスクールでは優先されます。
もちろん、いろいろな宗教、宗派の人がいて「みんな違って、みんないい。」のが現代のアメリカ社会。やるなら主要な宗教行事すべて、もしくはやらないでおく。という考えも。
ですので、このクリスマス前のシーズンでも、クリスマスの加えてユダヤ教のハヌカやその他のいろいろな宗教、すべてに対して
Happy holidays!!
という挨拶が一般の常識になっています。
実は私が英会話を教えていた日本の小学校では、この表現がとても定着していました。と、私は自信を持って申し上げることが出来ます。
なぜか?
この時期は毎年、子どもたちがどれだけいろんな人からサインを集めてこれるかのコンテストを開催していたからです。
ただサインをもらうのではなく、この時期の英語のあいさつを会話する決まりになっていて、生徒はいつも予想以上にきちんとルールを守って英会話を楽しんでくれていました。
10日あまりの期間中に、知らない人からもらうのは禁止という制約があるにもかかわらず、習い事で知り合った他の小学校の友達や保護者、塾の先生などあらゆる人から知恵をしぼってサインをゲットしてくる子どもたち。
多い子は300近い数を集めてきたり、それはレベルの高い戦いでした。
300人と英語で会話する体験。やったことがある日本の小学生は、そうたくさんはいないはずです。
毎年この時期になると、彼らのいきいきとした姿を思い出さずにはいられません。
おそらくこれからもずっと、ですね。
今日から12月。この季節にぴったりのあいさつで。
Happy holidays!!