【こどものおはなし】物を持って歩くということ。幼児期のおたのしみ。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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昨日はさいたまパパスクールのお手伝いで、久しぶりに私の生徒さん以外の小さいお子さんたちに会いました。

そこでお会いしたあるおちびさん。あんよがしっかりしてきて、自分の足で歩くことに自信がみなぎっています。1歳半を超えたくらいでしょうか。3歳くらいのお兄ちゃんといっしょに来た男の子。初めてお会いするわけではないのですが、この日が2度目くらいかな。いつもイベントのあわただしい中でしかお会いできていなくて、少し一緒に遊べたのは今日がはじめて。

パパが買った500ミリリットルのお茶のペットボトルを、真剣に両手でかかえて歩いています。でも中身が入っているペットボトルは意外に重いものですし、小さい手には持て余すような大きさ。おっと、手が滑ったのでしょう、床に落としてしまいました。あわてて追いかけていって拾うしぐさの可愛らしいこと。その場にいたパパがお兄ちゃんに持ってあげて、とおっしゃったのは、普通のことでしょう。

でも、彼は自分で物を持って歩くことが今、楽しくてたまらないのです。歩き始めのおぼつかない足取りではなく、しっかりと自分の足を制御して自分の意志でどこにだって歩いて行けるということ。そしてさらに、ちょっと重いものをどこかへ持ち運ぶということが楽しいのです。ボクにも出来る!と、表情にも甘えた感じではなくて自信がみなぎっています。

そのあとも、大きいレゴブロックの入ったバケツを運ぼうとチャレンジしたり、たくさんの椅子を動かすパパのお手伝いをしたり、お兄ちゃんにも負けない大活躍をしていました。パパが忙しい時間は託児をしてくださる保育士さんのもとでお兄ちゃんや他のお友達といっしょに過ごし、さすがに体も知力も感情も、フル回転で使った後はパパの抱っこでお昼寝に突入していましたが、それは当然のこと。

小さい子どもなら重い荷物を運ぶことはできないからとか、時間がかかって仕方がないから、と普通、大人は判断するわけですが、私たちモンテッソーリ教師なら、まずはすぐに駆け寄って手伝うことはいたしません。よほど壊れやすいものや尖ったものなど、お子さんを危険にさらす場合はもちろん別ですが。時間は余計にかかるかもしれませんが、それは当たり前のこと。それでもお子さんが「自分でものを運ぶ」ことのお手伝いをするのが私たちの役割。その中には、重いから人に助けを求める、などの解決方法ももちろん含まれます。

子どもが自分の力で自分自身の可能性を広げてゆくところに立ち会うのは、いつでも楽しいものです。私がこの仕事に限りない愛着を感じる理由です。