アメリカのスクールの、といいながら日本の小学校の「ここがビックリ」になりかかっていますが、
まだ挙げてみると
学校給食。
これもすごいですよね。
病院とかではなく小学校でもきちんとしたカロリー計算などがなされたランチが提供されること。これは本当に、小さい時に作られる「正しい食生活」のための礎。家庭では億劫になりがちな豆類の料理がたくさん出るのもありがたいこと。
食生活への意識の高さは日本人の持っている隠れた優良資産だと思います。
これほど多くの人が住んでいるにもかかわらず、日本が世界に名だたる長寿国なのも、野菜を含めてバランスよくきちんと食べる習慣があるからのこと。
このようなことにきちんと税金が使われているのは、日本の素晴らしいところですね!
ただ、子育て世代では育児に正しい知識を理解しているからこそ、たまのお弁当つくりにもものすごい努力を集中。つまり張り切り過ぎ。完璧なママに見える完璧なお弁当。覚えがありませんか?
恥ずかしながら、私にも覚えはありますよ!!野菜を彩りよく入れて、見栄えもバッチリ、栄養価も申し分ないお弁当を作らなくっちゃ!!なんて大いなる野望を燃やしていたことが。
たまのパーティーや特別な日には、栄養バランスがどうのという固いおはなしよりも、その場を楽しむことが優先されます。これは社会一般の常識ですね。
特別な日のお料理って、大人の場合、野菜ふんだんに見える会席料理やサラダも入っているフレンチのコース料理などもカロリーや栄養学的には100点には程遠いですよね。毎日食べたら体をこわします。
だからって有害なものやくだらないものというのではなく、人と会食を楽しむことは大切な心の栄養です。
でもね、子どもの会食となると、ファストフードや出来合いのものでは安心出来ない!と、特別な一日のたった一回の食事のお話しでも「栄養バランス」のお話を持ち出すお父さん、お母さん。たくさんいらっしゃいます。
うちの子ハンバーガーダメですから!って、食べさせたことが無いだけでしょ。なんてこと、はたから見たら笑い話のようでしょうが、よくあることです。
子どもの会食なんてハンバーガーでいい、とかファストフードを食べさせろという意味で言っているのではありませんよ。ファストフードを多用した食習慣が危ないのは今では常識のこと。また、アレルギーや健康上、同じものを食べることが出来ない場合は当然配慮をしたうえでのことです。もちろんベジタリアンだから、なんて理由も考慮されて当然ですね。
お弁当に愛情を注ぐ日は別の機会に取っておいて、たまには子どもにも家庭の味を離れた経験をさせてみる。お父さんお母さんはその日は子どもと違う食べ物を楽しんでもいいじゃありませんか。
子どもにとっても友達と同じものを食べて楽しむ「心の栄養」。素晴らしい経験になるはずです。