【教師のおはなし】アメリカと日本のちょっとした違い。その6:お金の扱い。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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日本では学校には事務の専属の職員さんがいて、学校全体のお金にかかわることをやってくれていますが、クラスで使うお金の集金などは原則担任の先生のお仕事。

数字が合わない場合は立替えや、最悪、自腹での精算もあると聞いています。

お金に対して性善説。それですめば一番なのでしょうが、やはり人はミスを犯したり、うっかりすることがあります。それに子育てしていたら思い当たるかたも中にはいらっしゃると思いますが、夜になって「ママ、明日集金。」おつりを出さずにぴったり、協力したくても親の立場でもイライラしちゃうこと、あるかも。

お金はすべて学校の事務室で扱い、教室では扱わないようにすれば、とにかく多忙といわれる(また私が見聞きした範囲、実際にそうです。)小学校の先生はもっともっと教育だけに焦点をあてて仕事ができるのにな。

と、スクールトレジャラーがお金については一手に引き受けてくれて教室の中でややこしいお金のやりとりをしないですむ環境で教職をすごした私などは思うわけです。

お金のやりとりって本来デリケートなこと。それには専属の担当を決めるのがアメリカ人の常識です。責任を持ってお金の流れを管理するのは、職業として確立されています。それほど煩雑で、かつ大切なことですから。

だからって、アメリカの子どもたちのほうが日本にくらべてお金に疎い、なんてことは絶対に無いと思います。むしろ、ナチュラルボーン資本主義者な彼らのお金の教育、私たちのお手本でもありますよ。

今までの経緯を無視してなんでもアメリカ流はまっぴらですが、いいところは見習う、という余裕も持っていたいものですね。