前日のお話の続きです。
英語の絵本、読み聞かせにはどれがいいかな、って迷った時には子どもと一緒に探しに出かけましょう。
でも、みんなで行って、素晴らしい一冊が見つかればそれが一番なのですが、それは実はなかなかの難問。
子どもってすでに自分が知っているものにはつい反応しちゃいます。まあるいお顔で正義の味方、そのお顔が食品にもなるという鉄壁のキャラあたり。あとは、しゃべる機関車なんていうのもそう。はるばる洋書の品ぞろえのある書店に行っても、売り場に着いた子どもがわき目もふらずに一直線にキャラ本に向かい、お買い物は10秒で終了、なんてことも。
もちろん人気のあるコンテンツはそれだけ魅力があるもので、時にはそれを買うもよし。
あるいは、おちゃめなパパがビロウな絵本を選びたがる。子どももそれに同調して・・・
ママはちょっと切ないかもしれませんね。
どうすれば良いでしょう?
パパが読みたい本はパパが。
ママが読みたい本はママが。
子どもが握って離さないほど気に入った本なら、出来ればそれも。
別々に買うのが、やっぱり理想ですね。
とはいえ、堅実な財政が求められる子育て世帯では、どんどん絵本を買うのも難しい話。
いつもいつも子どもと一緒だと、ママが本当に読んであげたいような素敵な絵本にたどり着けない可能性も、残念ながらあります。
ですので、どんな仲良し親子でも、いつもいつも子どもを連れて本屋さんに行き、子どもの求める本を買う、というのはやめたほうがいいかもしれません。
ただ、ここでママがセレクトしてわざわざ買い求める”ママが読みたい絵本”は、本当にママご本人が読みたいような本であるべきです。子どもが読むとためになるかも、とか英単語をいっぱい覚えそう、なんて視点で”教育的な”本探し、なんてどうぞおっしゃらないでください。
読みたい本だから、人にも読んであげたくなる。読み聞かせって本来そういうものですから。