英語読み聞かせに興味を持たれた方からの最初のご質問。
よくあるのが、
どんな本をえらべばいいの?
ということ。
もちろん、子どもさんの年齢(兄弟など複数ならばその構成)、発達の段階、興味の対象、英語力、などなどいろいろなポイントがありますよね。
でも、大切なのは
楽しい本(自分が+子どもが好感を持てる本)だということ。
きっちりとレベル分けされていて、だんだん語彙が増えていくシステマティックな教材など、ついつい手に取ってしまいがちですが(そして、大人ってまたこういったレベルチェックの出来るものが往々にして大好きなのです)
これは絵本に限らず教育全般に言えることとして、
”だんだん語彙が増えていく”→”興味がそれにつられて上手い事だんだんに子どもが発達。ばんざ~い”
のように右肩上がりの一直線、単純な事って実はあまり多くはありません。どうぞ、費用対効果、や時間的効率、なんて言葉はいったん忘れてください。
レベル分けされた教材は一時期の興味を引っ張る、あるいは語彙を増やすという狙いのために使うのはよいですが、まとまった分量があって値段もそこそこするお買い物。買っただけで満足してしまわないためには、やはり使い方にコツがあります。
だから、最初の絵本を選ぶときは、まず手ごろな一冊を。絶対妥協していただきたくないのは、ママ(パパ)ご自分が好きな本であるということ。ストーリーや言葉の使い方、絵のタッチや装丁。なんだかいい感じの絵本って、絶対あるはずです。
自分が面白みを感じる本ならば、幼児期特有のくりかえしくりかえし同じ本を、暗記するほど読みたがる、という大人をヘキエキさせてしまうことにも付き合いやすいはずです。