【震災】本格化する”これからの支援”。何が出来るのかを考え続けるということ。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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今回の震災について少し前に、まだその時には一時避難所だった さいたまスーパーアリーナでのボランティアについて少し書かせていただきました。

あまりに被災地が広範囲にわたるため、あるいはまだまださいたまへおいでになった被災者の方よりもさらに大変な避難所がたくさんあるのでしょうが、私は九州っ子で東北北関東の知識に乏しいため、もし失礼な内容であればどうぞご容赦ください。

3月中のさいたまスーパーアリーナは、交通の便の良さなども手伝い、おそらく物資や人手は潤沢なほうの避難所だったはずです。

それでもあの時点では、本当に毛布を床に敷いて寝る生活。プライバシーも無い空間でした。

その時には、善意からボランティアにやってきた多くの方がご自分の被災していない元気いっぱいのお子さんをお連れになっていることに違和感を禁じ得ませんでした。

場所はいろいろな人がひしめくあわただしい現場。これがボランティアではなくて仕事であれば、たとえ春休み中とはいっても小学生のお子さんを同伴する人は多くはいらっしゃらなかったはずです。

その時点では、私がもし被災者の立場であったら、いつも通りの健康的な生活をしている子どもたちをその場で見てどう思うのか、確信が持てませんでした。私が子どもであれば、ねたむ気持ちが芽生えなかったか。大人であれば、自分の生活場所にお子さんがうろうろするのは勘弁してほしいと思ったのではないか。

ですので、あの時は”ボランティアに行きたい方はお子様づれではなくご自身で。子育て中でも役に立ちたかったら、子どもを預けあうなどして行かれることをおすすめします。”と申し上げました。


まだ昨夜の強い地震のように余震もある中ではありますが、これからは仮設住宅の手配などが進んでいくでしょう。難を逃れた方が本当に社会に戻ってまた活躍なさるための息の長い支援が、本当に役に立つようになるはずです。

ボランティアをしたい気持ちのある小学生のお子さんには、目先の現場をやみくもに体験させるのではなく、今こそじっくりと自分には何が出来るのかを親子で話し合う機会をお持ちになってください。

その時に出来る支援は何か。今度こそ、普通の生活をして心が安定している同年代の子どもの出番もあるのではないでしょうか。

子どもと向き合う方なら当たり前にご存じのことですが、子どもにも慈悲の心や倫理観はあります。むしろ成長の途上にあって自己中心的な段階から客観性が育っていく3歳以上のお子様は、ときに大人をたじろがせるほどの強い倫理観を持っていることも多いのです。

その”人間らしい”慈悲心や倫理観に見あう発露の仕方を教えていくのは、大人の大切な役割。

もっている物を差し上げるという慈善だけでなく、心を伝えるボランティアを子どもに理解させるために、大人の力を使いたいですね。私も日々勉強です。