
私のスクールがあるさいたま市の大宮は、名前のとおり大きなお宮、すなわち大宮氷川神社のある宮町です。
大宮の氷川さまといえば、この季節はなんたって十日市(とおかまち)。商売繁盛と家内安全を願う縁起物の熊手を売る市です。
長い長い参道に、屋台の並ぶ姿は壮観のひとこと。ものすごい人ごみにもまれながら、子どもも大人も楽しい一日となります。
このあたりの子どもで、十日市に友達と一緒に出かけたことがない子なんて、いないんじゃないかな?というほど、それはそれは盛況なものです。
私も毎年家族と出かけて、タコヤキを食べるのが楽しみ!!
そして、写真は今年買ってきた熊手です。
松の意匠と前にせりだした様子が気に入って買い求めたのですが、これは年明けに試験を控える家族に攻めの姿勢で合格をかき集めてもらいたいから、家族の名前が入っています。本当は屋号が入るのでしょうけれども、それは次回の楽しみとします。
ご本尊(っていうのかな?)は升の中におわします大黒様と布袋様。買い求めたときには気がつかなかったのですが、やや大きい鈴がついており、持ち帰る際には音でも楽しませてもらいました。
しっかり声を出して、他の方の心を鈴のように鳴らすのが私の仕事。誠に縁を感じました。
そしてその前に兜。珍しく賞など頂いて舞い上がる気持ちの私に、勝って兜の緒を締めよ、との天啓と受け取りました。
いそいそと持ち帰る様子がよほど目に留まったのでしょうか。帰りに食事に寄ったお店では、ようこそお寄りくださいました、と歓待を受け、他のお客様までよろこんでくださることに。
この大宮の街に住むよろこびが、またひとつ。素晴らしい年の瀬です。