前編からの続きです。
アメリカの学校の習慣で、日本人が知っておいたほうが良いクリスマスの習慣のおはなし。
誤解の無いように申し上げますと、全員が全員お金をくれるというわけでは当然ありません。
クリスマスツリーに飾るステキなオーナメント。
ママと生徒が手作りしてくれたいろんな小物などのギフト。
クリスマスシーズンによく見かける、コーヒーやキャンディの詰め合わせ。
心まで暖かくなるマフラーなどの装飾品。
シャンパンやお花なども頂くことがあります。
ですが、現金をくれる方も案外たくさんいらっしゃるということです。
さて、そうと分かってからのある年のクリスマス。
日本人の私はどうしても現金を渡すのには抵抗を感じましたし、子どもが通っていたのは小さなプライベートスクール。
プレゼントを渡すなら先生全員に渡さなくてはならないほど、たくさんの先生にお世話になっていました。
しがない教職のわずかな給料から、プレゼント代を捻出。
ヨコミゾ、ピンチ!!
結局金額を調整しながら、スターバックスコーヒーのギフトカードなどをお配りしましたところ。
これまでにないほどみんなよろこんでくれました。
あれ?値段だけならもっと高いものをあげたりもしてたのにな(汗)
金額ではないのです。あなたに感謝をしていますよ、という気持ちの示し方なのです。
でもね、日本人の永住者が少なくて駐在員が多い地域。一般には、やや余裕のある所得層の通う学校区が多いですよね。
日本人のママたちが毎日ステキな装いで子どもの学校の送り迎えをしているのに、マグカップなんかくれたら(マグカップだってもちろんいいんです。うれしいです。ただギャップを感じるというか。)学校の先生は、自分が毎日頑張っている教育に感謝されてないの??何か不満があるの??と不安に感じるかもしれません。
これは、どれほど現地の日本領事館などが気を配ってくれてもフォロー出来ない部分。
むしろ、会社や日本人会などで取りまとめられた寄付などを学校には払っているんだから私たちは関係ないわ。と日本人は思っているのでは?と受け取られかねません。
これはお子様や保護者の皆様と先生の信頼関係に、決していい影響は与えませんのでご注意を。
あなたの常識、本当に相手方にも受け入れられているでしょうか。
もし不安な点がおありでしたら、信頼出来るお近くのアメリカ人にざっくばらんにお尋ねになるのがおすすめです。
前任者や先輩日本人居住者の方のお話だけでは見えないアメリカのお話、ご参考になれば幸いです。
でも私が個人的にもらって特にうれしかったのは、手作りのThank youカードセット。Thank youカードはたくさん売っていますが、子どもが描いた絵をあしらったすてきな手作りカードのセットは、実用的でもあり気がきいていました。
あと、意外に生徒さんと一緒の写真は持っていないものなので、写真の入った贈り物もうれしかったなー。だからって、決め顔のスクールフォトはダメダメですよ、念のため。
海外赴任が決まったら。ご帰国が決まったら。バイリンガル教育のことならどんなご質問でも。ぜひお気軽にご連絡くださいね。