一流・二流・三流の違いは、個人の努力や才能以上に、「誰に学ぶか?」で99%変わる。 | 日本一熱い書店営業・桜井栄一が語る『ベストセラーはこうやって作る!』

日本一熱い書店営業・桜井栄一が語る『ベストセラーはこうやって作る!』

革靴を2週間で履き潰すほど日本一熱いと自他共に認める書店営業マン!
20年以上の実績。編集者には語ることができない「売れる本」「書店が欲しがる本」から、
プロデューサー視点から斬り込む「売れる著者」「ファンができる著者」まで赤裸々に語ります。

思うがまま、感じたままに

殴り書きしたいと思う。

 

とても大切なことに

改めて気づかされたことだから。

自分への戒めとしてもね。

 

 

誰と出会うか。

これはとても大切なことだ。

誰も否定しないでしょう。

しかし、もっと大切なのは、

誰から学ぶのか。





誰を人生の師として定め、

すべてをかけて吸収するのか?

 

 

このことを痛いほど教わり、気づかされ、

ときに厳しく怒られながら今まで学んできた。

 

 

親子関係が大事であることは論をまたない。

 

 

しかし、

 

 

人間を知り、生き方を深め、

社会の中で自分の在り方を知り、

使命を自覚し、実践する上で、

師弟関係は極めて重要である。

 



努力が大事だ。そう言う人もいる。

誰も否定しないでしょう。

 

信念が大事だ。自分の力でやっていく。

これもしかりでしょう。

 



全部間違いじゃない。



 

しかし、恐ろしいことに、

どちらもとんでもない間違いをおかし、

不幸になる人も、じつはたくさんいる。

 

 

その現実をみたとき、

背中に冷や汗をかくような

怖さを感じてきました。



 

なぜか?

 

 

努力も信念も

「何のために」を問うことが大事だからだ。

生きる目的である。

 

目的を果たすための努力や信念であるからには、

どこを目指すべきかによって、

怖いほど人生は変わってしまう。





たとえば、

二人同時に同じ目的を果たすために頑張ったとする。

また同じような努力の量をこなしたとする。

 

 

マラソンに例えても、

箱根駅伝を目指す人と、

体育祭で4キロ走ることを目指す人では、

誰に学ぶべきかが大きく変わってくるでしょう。

 

4キロ走り抜く!学年1位を取る!

くらいなら、

少しの才能と個人の努力次第で

達成できる確率は高まるけど、

箱根駅伝に出場し、トップを狙うとなれば、

才能と個人の努力だけではかなり難しい。

 

自分の走り方の癖や思考に気づかせてくれて、

自分にあったトレーニング、勝つために必要な

トレーニングを教えてくれる指導者に

出会わなければ難しいからだ。

 

 

だから、

 

 

同じ努力量、トレーニングにかけた時間が同じでも、

やり方、考え方が違えば、

初めのスタートの二人のズレはわずかでしかなくても、

年数が経てば経つほど、

頑張ってきた分のピントのズレが顕著になり、

とんでもない開きになり、

努力がとんでもない形として実を結んでしまう。

 

 

この怖さはうまく伝えられない。



 

東京から沖縄を目指してスタートしたはずなのに、

名古屋あたりまではさして変わらず到着したはずが、

大阪、広島、福岡へと行くにつれて片方は沖縄に向かい、

片方は韓国に向かってしまうようなものだと思う。



 

信念というものも、じつはかなりあやふやなものだ。

自分を信じることはもちろん大切だけど。

 

 

しかし、人は常に高みにある人から学び、

磨かされて、気づかされながら成長していく。

人は人によってしか磨かれない。

 

この本質をきちんとわかる人は少ない。

難しいからだ。

 

シンプルだけど深すぎる話しなのだ。

気づくたびにその難しさを感じる。



 

とてつもなくすごい人は、

我々の想像をはるかに超えた気づきの深さ、

小さなミスや、失敗や事故につながる

小さな原因を見逃さない。

 



なんでそんな細かい部分まで

大事にしなければならないのかと

ビックリするくらい、

全く理解すらできないくらいの

気づきを持たれている。

 

本当に驚かされる。



そんな偉大な人を見るにつけ、

気づく力、人格の差に圧倒されてしまう。

なぜそんな気づく力、アンテナの張り方、

懐の深い人格になれるのだろう?



 

その答えはすべて、

 

 

誰を師とし、

全てを懸けて学ぼうと、

真剣な努力を積み重ねてきたかに帰結する。

 

師を持つ人は軸が一切ぶれない。

何十年もだ。

逆に自分を師としてしまう人は、

聞こえは格好いいけど限界がある。

 

一流の指導者についたことがある人にしか

分からないかもしれない。

 

どんな道にも一流がいるものだ。

だから、目指すべき道の世界で一流の方を探し、

接点をつくり、教えを乞うことが一番なのだ。

 

お金がかかることもある。

でも、自分がこの人だ!と腹を決めて

自己投資した分、必ず自己の成長として

何倍になって跳ね返ってくる。

 

 

自分が成長した分、

大きなチャレンジをした分、

他者を導けるし、救っていける。

ありがとうの数が違ってくる。

 

 

人生の決められた時間の中で、

何人の人たちからありがとうをもらえるのか。

その数だけ豊かな人生になる。勇気が出る。

希望がわく。喜びが増す。

 

 

そう思う。