読み始めたら止まらなくなりました。
SBクリエイティブの吉尾太一さんから献本いただき、
なかなか読む時間がつくれなかったんだけど、
先日、出勤中の朝の電車で読み始めたら、
あっという間に永田町に着いちゃって、
乗り換え中も
読みながら半蔵門線乗り場に移動したほど、
本から手と目を
離せなくなってしまったんですよね。
いつもなら、
最寄り駅からオフィスがある神保町まで、
「なっげーなー。。。」と思っているのに。
電車の中で唯一聞こえた音は、
「次は永田町～」
っていうアナウンスだけでしたから、
どんだけ集中していたか分かると思います。
過去に、吉尾さんが手掛けた
『たとえ明日、世界が滅びても今日、
僕はリンゴの木を植える』
を読んで以来の面白さだったし、
伝えたいコンテンツの深さからみれば、
『さとりをひらいた犬
～ほんとうの自分に出会う物語～』
は、相当なものだと思った。
吉尾さんと出会う前から、
シリーズミリオンセラーの
『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』
シリーズにドはまりしていたんだけど、
初めてお会いしたのは、
『マッキンゼー流 入社一年目
問題解決の教科書』
の著者、大嶋さんを介してでした。
懐かしいなぁ。
八重洲BC本店での
大嶋さんの講演会で出会ったのが
最初だったのか、そのあと、
当時アスコムにおられた黒川さん
（現サンマーク出版）が大嶋さんの新刊を
出版され、六本木で大嶋さん、黒川さん、
吉尾さんとディナーした際が
初めてだったかは忘れちゃいましたが…
当時、自分はどこの出版社だったか…？
あ、プレジデント社だったかな、たしか。
とにかく、
吉尾さんが手掛けられるビジネス系の
読み物は逸品なんですよね。マジハマるわ。
この、『さとりをひらいた犬』は、
シンプルに言っちゃうと、
「ほんとうの自分ってどこにいるの？」
っていう、究極の質問に答える本なわけです。
何度か書いたことがある、
ロミオとジュリエットの名台詞。
「ああ、ロミオ！
あなたはどうしてロミオなの？」
って究極の問いだよって。
まさに、本書も、この究極の問いに対する
刀根 健さんの壮絶な末期がんを乗り越えて
つかみ取った体験から導き出されたお話なのです。
それを、動物（犬）をキャラクターにして、
様々な動物も登場するんだけど、
見事に表現されているんですから、脱帽ですよ。
また、どうして
こんなにドはまりしたかと言えば、
自分の価値観、
考え方とまったく同じだったし、
もっと深読みするなら、
どちらかというと、
仏教哲学にものすごく近いんですよね。
釈迦が説いて弟子たちがまとめた究極の経典を
現代版にしたら本書になるわねって感じなんですね。
マジ、面白かったです。
幸せとか、自由とかを、
自分の内面以外に求めて苦しんだり、
悩んだりする人がどれだけ多いかって話だし、
コロナがどうだとか会社がどうだとか、
あいつがこうだからとかさ、
金とか立場とか、
あんまり言いたくはないけど、
神様がどうとかさ。
自分以外の何かに頼って、すがって、
自分以外のどこからかから、
力や幸せになるための何かしらを
求めてるような人は
もろターゲットでしょうねっ！
て思うわけでした。
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