なぜ、Clover出版にいるのか? | 日本一熱い書店営業・桜井栄一が語る『ベストセラーはこうやって作る!』

日本一熱い書店営業・桜井栄一が語る『ベストセラーはこうやって作る!』

革靴を2週間で履き潰すほど日本一熱いと自他共に認める書店営業マン!
20年以上の実績。編集者には語ることができない「売れる本」「書店が欲しがる本」から、
プロデューサー視点から斬り込む「売れる著者」「ファンができる著者」まで赤裸々に語ります。

これは簡単に書けるほど
シンプルに表現しずらいストーリーがある。

事実だけを書いても真実は伝わりずらいし、
表現しずらいからなんだよね。

とは言え、真実は他人が知る必要もなく、
自分と一部の人だけが知ってればいい話しだけど。

実際、創業者で現・会長の小川、
現・代表取締役の小田との出会いは
過去に書いた通り。

ふとした紹介から
僕がプレジデント社にいた時だ。

それから4年後に
大久保の熊本料理の居酒屋の外で
タバコを吸いながら、
そろそろ来てもらえないっすか!
と言われてから半年近く後に入社を決めた。

いま思うとね、

最初の出会いから直感はあったよね。
いつか一緒に釜の飯食えたら楽しそうだわって。

だけどね、

自分のプライドや信念からガムシャラに働き、
自分を粗末に扱うなら辞めてやるわ!
とプレジデント社を退職してさ、

次の会社で地獄を味わうわけだけど、
その地獄を体験してはじめて
気づかされるわけよね。

仕事は単なる仕事だよ。
誰とやるか、
誰と釜の飯を食うかが一番大事だってことを。

つまり、

自分の信念や生き方にそぐわない人たちと
一緒にいたら、かりにいくら稼げても、
成功と見える結果を掴んでも不幸せなんだわ。

全く幸せを感じられないんだわ。

簡単に言ったら安心がない。

んでね、

地獄を体験できるとすごく見える世界がある。

わかりますよね?

つまり、自分がわかるんだよね。
自分の本質に目を向けられるんだよね。

これはまじ辛いのよ(笑)

だって、

一番弱い部分を否応なく見せつけられてしまうから。
涙がちょちょぎれるくらいにさ。

ちょちょぎれるじゃすまないな(笑)

かなりシャワーのように、いや違うわ、
あんまり使ってなかった水道栓を久々に回したら、

なんだか濁ったような水がドロドロと
流れてくるみたいな涙だわ…

あのね、ほんと今だから大感謝なんだけど、

この体験がなくClover出版に来ていたら、
また違う自分だったと思う。

たぶんまた、
見えない自分の命のクセが発動して、
うまくいってなかったんじゃないかと思う。

なんでそんな地獄の体験に感謝できたかって?

誤解ないように言うけど、
その会社がダメとかじゃないからね。
ただ合わなかっただけだから。

つまりね、

自分の弱さに気づけたし、
過大評価していた自分の実力を
冷静に見つめられたし、
大切にしていた信念、使命について
深く考えさせられたからなんだわ。


 

 

 

 


もっと言うと、

いままで全部、自分を信じて、
自分の力を頼りに、生き方を頼りに、
課題を乗り越え、自信をつけ、
実際沢山の人たちを励ましもし、
沢山感謝されて育ってきた。

だから、

弱い自分なんて認められないし、
それを認めちゃったら
今までの自分を否定したくなる恐怖がくるんだよね。

つまり、

身近な人にこころから助けて!
力を貸してください!俺いまヤバイんです。
気持ちをわかってくれる人が欲しいんです!

って絶対に言えなかったのに、

初めて言えるようになったというか、
いきなりはできないけど、

自分のこころに自分でそう言い切れるくらい
泣けたんだわね。

これがマジ一番の成果だと思う。
いま思えば。

やっぱりね、

身近な人にそれを吐き出せないって苦しいんだわ。
吐き出せない自分も悪いというか、
環境じゃないのも分かってるけど、
安心できる場がないというのはシンドイよね〜

苦笑。

一人で行き詰まって、狭い部屋でさ、
涙ポロポロしてるときにさ、後ろ振り向いたら、
まだ小学生になったばかりの娘がいてさ…

そしたら翌日に手紙置いてあるんよね。

「いつも私より早く起きて、
いつも私より遅く寝て、
頑張ってくれてるパパがいる。ありがとう」

いやー、ヤバイよマジで、、、泣けるわ。

そんなかんだで、

はじめて自分の弱さに向き合い、
人の心をより深く知れるようになり、
本当に必要な人、必要な場とは何か?
について考える中、

Clover出版と真剣に向き合ったわけ。

いままで、ポンポンと転職に迷わずきたけど、
はじめて真剣に悩んだよね。

だって人生賭けた最後の選択だからさ。
仕事の面でね。

で、2年ちょい前に決断して入社した。

ヤバイ、なっげーな(笑)
また続きはないけどあれば後ほど…(^^)

いま、高崎の未来屋付近のカフェでまったり中。
まわりは女子高生だらけでかなり気まずいけど。