国家一般職 人事院試験 で用いる面接カードの内容について。
項目は以下のとおり。
文字数についてはマス目はなく、空白欄の大きさから字数は推定しています。
太字表記の箇所が実際にカードに書かれている項目。
【最終学歴】
(大学院、大学、短大高専、その他)から選択してチェック。
(大学院、大学、短大高専、その他)から選択してチェック。
卒業年度や中退年度を記入。※大学名は必要なし。てか、大学名は書かないこと
【職歴】
あれば職種を記入。
【専攻分野】
1行。~20文字程度。
【志望動機・受験動機】
2行。~40文字程度。
【志望官庁】
2箇所まで記入可能。
【これまでに取り組んだ活動や体験】
達成感があったと感じたり、力を入れてきたりした経験について、簡潔に記入してください。
○学業や職務において
2行~60文字程度。
○社会的活動や学生生活において(ボランティア活動、サークル活動、アルバイトなど)
2行~60文字程度。
【関心事項】
最近関心を持った社会活動や出来事、日頃興味を持って取り組んでいること。
2行~60文字程度。
【趣味、特技など】
1行~30文字程度。
【自己PR】
長所や人柄について。
2行~60文字程度。
以上になります。
この内容に沿った質問を約15分されます。
ダウンロード開始は確か1次試験合格発表後だったかな・・・。
記入はボールペン。
下書きはシャーペンなどで書いて、
あとでボールペンで塗りつぶせば大丈夫でしょう。その後、消しゴムで処理を。
ある程度乾いてからじゃないと、インクがすれるので注意してください。
では簡単に各項目の説明を。
専攻分野は自身の大学で学べる分野、ゼミや研究室で主に学んでいることを記入。
ゼミとか入ってねーよ・・・。
って方は、自身の大学で学べる内容を記入。
ん~なんもしてねーわ
って方は自分が学んだ講義の中で詳しくなった分野を書けばいいと思います。
ただし、ある程度聞かれたときのために、詳しい説明ができる必要あり。
志望動機はそのままの意味。
ただ、ここで疑問が出てくるのが、
『国家一般職という大枠の志望動機』なのか、
『自身が志望している官庁の志望動機』なのかということ。
やはり書きやすいのは志望官庁と繋がりのある志望動機。
国家一般職全般的な志望動機というものは、地味に難しいと思います。
考えついても、国民のために・・・スケールの大きめなマクロ的な仕事・・・とかとか。
なら、地方公務員や国家総合職でもいいんじゃない?
とか面倒くさい質問が飛んできかねません。
国家一般職志望した理由は○○の官庁で働きたいから!
→その官庁の志望理由を書く
ということは自然な流れだと思いますので、
志望官庁の志望動機を書いちゃいましょう。
志望官庁欄は2箇所書くことができますが、
なるべく関連した機関にすることが望ましいです。
一箇所のみでもいいとは思いますが、これも突っ込まれかねないので
無理やりにでも関連する官庁を書いたほうが無難かもしれません。
学業や職務においての経験について。
学生はゼミや卒業研究の内容を主に書くことになると思います。
が、結構難しい欄ですね。
理系学生なら研究内容を書けばいいですが・・・・。
通常の受験生は主にゼミや執筆中の論文の内容が中心になるとは思いますが、
ゼミに入ってなかったり、特にゼミでも何もしてしない場合もあると思います。
ここらへんは話を盛らざるを得ない項目でしょう。
社会的活動や学生生活について(サークル、ボランティア、バイト)について。
先ほどの学業欄よりは書きやすいとは思います。
が、マジで何もしていない人は話を盛ること自体が不可能な項目。
話を創作することでしか対応できない項目ですね。
作り話をすることで対応可能なところではありますが、
全くのウソは案外バレる可能性もあるので、
学生時代に1日でもなにかしら参加することが望ましい・・・。
そこから話を盛りまくればOK。
関心事項について。
説明欄には「関心を持った社会活動や出来事と日頃興味を持って取り組んでいること」
が、あると思いますが、後者を答えれる人は少ないと思いますのでシカトでOK。
前者ならネット上で参考になることがたくさん載っていますので、それを書いてください。
ただ、デリケートな問題は止めといたほうが吉。(天下り問題とか。)
趣味、特技など
これも定番から特殊なことまで色々ありますね。
他受験者と被らなさそうな趣味特技だと食いつきがいいかも。
そんなもんねーよ。って人は適当に話を創ってください。
自己PR(長所や人柄)
皆似たような内容になりがち。
長所や人柄について、付属エピソードが必要になるかもしれないので、
それにあわせた内容を考えておくこと。
以上、面接カードの概要でした。
【面接カード内容作成時期について】
いつごろからやるべきなの?って疑問について。
面接は7月中旬~8月上旬くらいの期間です。
29年度は7月19日~8月7日。(土日は除く)
1次試験発表日は7月12日。
一番早い人で1次試験発表日から1週間後。
最後のほうで1ヶ月弱。
かなり幅はありますね。
面接日は1次試験合格発表後の郵便通知書に記載されています。
1次試験合格発表後から作成を始めるとキツイ日程。
大抵の人は地方上級試験や国税も併願しているとは思います。
国家一般職試験の筆記が通る人はほぼ地上や国税は通ってるはず。
となってくると、国税の面接対策(国家一般面接より早い日程)をする人もいるでしょう。
もしくは地上や他の職種の面接対策なども・・・。
だとしたら、やはり早め早めの対策が必要になってくるとは思います。
自分の場合、以前に大雑把な下書きは作ってはいました。
が、内容がカスだったので、実質的に始めたのは6月下旬頃。
筆記を頑張った分、若干燃え尽きていて、
集中して面接対策していたわけでなく、ダラダラしてました。(マネしないように)
実際、余裕を持って面接の内容を考えている人は少ないかもしれません。
前もって明確な意思を持って目指す人もいれば、そうでも無い人もいますしね。
1次試験後から対策しても間に合うかについてですが、
人事院面接の合格水準(C評価以上)には間に合います。
本当は筆記試験前までに少しずつ自己分析などをして、
ある程度、自分のプロフィールなどを作成しておくことが望ましいですが、
筆記勉強で忙しく、それどころじゃない人もいるかもしれません。
そういった人は最低限、どこの官庁を目指しているかだけは決めといてください。
国家一般職は官庁毎に非常に仕事内容が異なります。
ですので、人によっては合う合わないと出てきます。
直前になってどれにしようかな・・・など迷っていたら間に合うかどうか怪しいです。
説明会に行ってみて、合わなさそうだったら方向転換してもいいですし。
予備校の面接対策を利用する人もいれば、ハワロやジョブカフェを利用する人など様々。
こういった場所も、予約してからいざ練習するまでは日数がかかりますので
日数に余裕をもった対策をしていきましょう。
要するに、ただ合格するなら1次試験後からでも全然間に合います。
しかし、せめて将来どこの官庁で働きたいかのビジョンを持っておきましょう。
筆記試験合格へのモチベーションにもなると思います。
できれば、筆記試験対策中に面接対策の内容も少しずつ考えておくことが理想です。
後ほど、自分が面接用に作った内容を見返すと修正すべき箇所も見えてくるものです。
人事院面接は本当にシンプルな面接試験ではありますが、
これがこれから始まる官庁訪問での面接の基礎になります。
内容もしっかり吟味し、難なくこなせるようにしておきたいところです。
という感じです。
続いて人事院面接②へ!
詳しい対策にうつります。

以上。