家族とは、愛し合い憎しみ合うもの | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

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旦那と2010年生まれの息子と暮らしてます。
2013年にパート勤めを辞めて以来
「さして働かず、さして家事せず、さして子育てせず」をモットーに
不謹慎でネガティブな日々を送っています。

昨日は、友人たちと恒例の、昼カラオケ→夜飲みで、1日中遊んでました。

カラオケのはずが4曲しか歌ってねぇw ずーっとくっちゃべってたわ^^;

 

さておき。

友人が、ずっと俺が心待ちにしてた本を貸してくれましたよ。

 

 

 

 

コレを、俺が読まずに誰が読むと!!!

しかしこの表紙、ホント良くできてますよね。

 

よーく見ておくれ~~~~

 

 

もうね、本編読まんでも、この表紙だけで全てを物語ってる。

 

ピンクの娘、青い母。

 

刺されてるのは母だが

刺したのが娘という証拠は、この絵には残されてない。

 

包丁は、ピンクと青の両方に染まってる。

青が、母の血と言えなくもないが

包丁そのものが母自身とも言える。

 

加えて、母が抱きしめてるはずの娘は

何なら首を圧迫されてるようにも見える。

 

苦しみながらも、互いに離れがたい親子。

 

ま、そんな感じなんです本編も(軽いw)。

 

いやー、ネットにもこの本の記事、割と出てましてね。

ネット上の記事を読んだ以上の、何らか驚くべき新情報は、特に得られなかったかなと。

だから、読むのめんどい人は、表紙見てるだけでいいですよw

 

というのも、この本は

加害者である娘を取材した著者と、娘自身の言葉による、共著みたいな感じなのです。

で、周囲を取り巻く人物達からの視点がない。あくまで著者は娘の代弁者。

 

別居にはなったけど金銭援助をして繋がりを持っていた父とか

それこそ莫大な金銭援助をしていた、母方の祖母とか

「娘とがっつりだったから、よほどこの母も友達おらんかったんやろな」と思ってたら、おかずのお裾分けや一緒に旅行する友達も居たみたいなのだが

とにかくそうした、被害者である母側の周囲のコメント等が、特にひとつもなかったりする。

 

要は娘は長年かけて虐待されてたわけなのですが

通常の児童虐待とかだと、被害者は児童ということで年齢も幼く、もちろん本人や周囲のコメントなんかは取りにくいわけじゃないですか。

この事件はせっかく娘も年齢的には大人で、母の周囲にもコメント取れそうな相手は居るのに、そうした視点がなかったことが残念です。

 

まーでも、母には悪いが、娘はこの母を殺して正解だったとしか思えなかったりする。

殺すことでしか離れられなかったのは間違いないので。

 

母は割と結構かなり、狂ってはいるのですが

その狂った世界から見てるものは、母にとっては「あっちが狂ってんだよ!」って話なのだと思う。

 

例えば、娘は母の負のエネルギーをまともに受け止めないように

言い訳、その場しのぎ、嘘、誤魔化し、なんかのスキルを身に付け

時にはそれが高じて、文書偽装とか改ざんとかの、犯罪行為にまで手を染めるのですが

母にしたらそういう娘の一挙一動が、全部全部許せないわけで。

 

原因を作ってるのが母自身だとしても

自分の思い通りに動いてくれない娘の方が、母の正義に照らすと悪いわけで。

 

母は娘を虐待してるとは思ってないので

単なる言い訳ばっかりする嘘つきのとんでもない娘!という見方をしているので

まぁ、それを思えば、怒りと呪いと恨みにまみれた、母から娘へのラインの数々も、分からんことはない。

 

分からんことはないけど

受け入れる必要もまったくない。

 

まったくないけど、じゃあこの娘が一体、何をどうしたらこういう結果を招かずに済んだんだろうか?って

答えを出せる人はいないんじゃないかな。

 

自分だけの力では無理なので

父、祖母、その他の助けが、もっと必要だったと思います。

 

父は恐らく多大な責任を感じているので

裁判中の娘にも、ひたすら献身的になる。

そのさまを見て、父が自分を見捨てないことを不思議に思い、娘がそれを口に出すと

 

父は

「家族だから」

と一言。

 

家族だから見捨てたりはしないんだ、と。

 

駄菓子菓子、家族だからこそ、この事件も起きてるわけですよw

今そのように娘に尽くすのであれば、どーしてもっと早くフォローを入れてやらなかったんだ、と

俺の中では完全に共犯者ではあるんですけどね。

 

先日、とある引きこもり青年の記事を目にしまして

その青年は、幼少期の不満や鬱憤を、大人になった現在、両親にゴミクソのようにぶつけてるのですが

まぁ言うてることの理不尽さや狂いっぷりは、この本の母くらいイっちゃってると思います。

 

そうやって立場を変えて、愛憎入り乱れてるのが、家族というものです。

禍福はあざなえる縄のごとし、と言いますが

家族に限っては、愛憎をあざなった縄でがんじがらめになりますよ。

 

いやもうねー、あの呪いのエネルギー、どっから湧いてくんだ!と

俺も過去の自分の呪いを、他人事のように思い返すのでございます。

 

もう、憎くて憎くてしょうがないのよwww

寝ても覚めても母のことばかり。

 

何をしてくれても何をしてくれなくても気にくわない。

謝って欲しいし感謝して欲しいし土下座して欲しいし死んで欲しいし

母の困ることなら何でもしてやりたい、悲しむことなら何でもする

どんな手を使ってでも苦しめたい、俺の苦しさを全部肩代わりさせてもまだ足りない

って思ってた時期が確かにありました。

 

俺はね、ちゃんと物理的な距離を取れるようになってから

そうした思いが時限発火のように燃え広がったのでございますよ。

そして呪いはすべて脳内です。相手にはほぼぶつけてない。

 

距離大事!!!!wwww

 

あのねー、愛憎あざなえる縄の家族は

近くに居るとデメリットしかないですよ。ホント、最終殺し合うしかなくなるから。

闘犬と同じです。まずは引き離す。

 

「俺の苦しさを全部思い知れ」って、お互い思ってるからwww

毎日相手に復讐してるんです。恐いでしょ?

 

この本の親子の場合は、娘が自力でいくら逃げようとしても

母が追いかけ回して、叶いはしなかったのですが

 

でもこの娘が一人暮らしできてても

娘は折に触れ母に寄り添い続けることは、目に見えてたので

結果は変わらなかったのかもしれません。

 

「今まで母に迷惑掛けた分だけ、寄り添ってあげなきゃ」

みたいな、ご本人のコメントもありましてね。

ええ殺す前の、ほんの一瞬関係性がマシになった頃の話でございます。

 

全然寄り添わんでええからwwww

 

この発言は、娘の独り言メモなので

母に対する誤魔化しや嘘目的の気持ちではないのです。

もう30近いんだぜ、この時。

「いやむしろ迷惑掛けられてきたの、アンタやろ!」って思うけど、そうではないらしいのだ。

 

もし、娘が逃げたかったタイミングで、就職できたり寮に入れたとしても

何かのきっかけで必ず家に戻る。そういう関係性なのだ。

転居先も知らせず携帯も着拒にして、そのくらいの覚悟が本来必要なのだが、それでもまだ足りぬ。

母は探偵雇うからなwww

 

殺したことは間違いではないし、何ならもっと早くに娘自身が病んだり頭おかしくなったりしてたはずだと思う。

あの母に鍛えられたから相当タフに仕上がってしまったのだろうか。

 

事件が起きたのが、2018年の年明けなのだが

あぁぁぁぁ俺の手記見ててくれたらちょっとは結果違ってたかしらとか思う自分もおこがましいwww

 

「いい娘」はもう卒業! ヘソの緒を砕き、脳内で母を殺した私 遅れてきた反抗期で親子の関係が一変|読者体験手記|婦人公論.jp (fujinkoron.jp)

 

コレ、2018年の秋やったからなぁ。

 

なんしか、娘よ

娑婆に出たら、今度こそ楽しく生きるんだぜ。

せっかく殺したんだから、母のことはできれば忘れ去るがいいぜ。

無理だとしても、自分の行いを悔やまなくて全然いいぜ。

 

やっちまったことは罪ではあるけどな

母憎しな思いを持つこと自体は、全然裁かれる類いのものじゃないのだ。

 

思いは消せない。

 

消せるもんなら消したいけど

確かにあるんだから、俺もしょうがなかった。

 

今度誰かを愛するときは

上手に憎めるといいよな。