ボルドーからはまってブルゴーニュに行き着く方が多いのかな?ボルドーばっかりで偏ってるので
歴史のあるお店ですよね。来れて感激・・・。
女性に値段のないメニューのオーセンティックなフレンチ、久しぶりでウキウキ♪
赤い階段を降りると広がるバブリーな空間。
さすが銀座。お客様もそこはかとなく上品で、
普段銀座なんて縁がない田舎者の私はドキドキしちゃいました(^▽^;)。
乾杯は、パイパー・エドシックの2000年のヴィンテージ。
ヴィンテージの入ったシャンパンって本当においしいですね。乾杯からうっとり。
ワインリストの画像は撮ってないですが、ブルゴーニュ中心にびっしり、ずっしりした
厚みのあるリストでした。
創業当時からの貴重なワインも多いそうです。以下、聞いた話と後から
ぐぐった話を統合してざっと自分の備忘録で書きますので酔っぱらって聞いたこともあり
間違いが多々あると思いますが・・・
お料理はアラカルトで頂きました。
アミューズにホタテ。パセリのソース。
ムルソーはグランクリュがないそうで、
プルミエクリュの中でも、こちらのはドメーヌ 『コント・ラフォン』
先日、同じ1999年のドメーヌ ドーヴネのムルソーを頂いたのと記憶で比較。
凄いワインの凄いところって、2ヶ月3ヶ月たっても何となく
あの時の味、香りをふっと思い出せることかも。
『ドーヴネ』のカラメルっぽい甘い香りと違ってこちらは
もっと引き締まった感じが印象的。
あと、ムルソーだったら『コシュ・デュリ』のを飲んでおくべし
と言われました。来年の目標がまた増えてしまった・・・(笑)
前菜にチョイスしたお料理は、カエルです。
中華で食べたことがあるウシガエル的な大きいのを想像してたら
あまりの繊細な骨にびっくり。
味はよく鶏肉っぽいと言われますが、ウシガエルとはちょっと違いますね。もっと脂が強い。
フグのからあげ(それも、トラフグじゃなくサバフグ)に似てるなと思いましたです、はい。
わりとモダンな料理だと伺いましたが、何となく納得。想像してたより重くないのですね。
続いて、魚料理はアンコウをチョイス。ロール状にしたアンコウの身を
網脂で包んだ調理法と説明された気がしますです。
ソースも重すぎず、酸味とのバランスが私はとても好きでした。
最初は硬く感じたムルソーもだんだんひらいてきて素晴らしい香り、味に・・・。
ドーブネのインパクトとこちらを比較しながら飲むのがとても楽しい。
って、全然ワイン知らない癖にいいワインばかり飲んでいていいのかと
怒られそうですが最初に一流のものを知っておけと師匠に言われたので
そうします。先日読んだ本にも、宝石の鑑定も最初に本物を見続けた後に
偽物を見ると見分けがつくけど、偽物しか見てなくて本物を見ても見分けがつかない
から鑑定の勉強も最初に本物をしっかり見ると書いてあったし・・・ね。
パンもバターもとても美味しく、むしゃむしゃいただきながら
さらにすごいワインが続きます。
ジビエ~チョイスしましたはヤマシギ。合わせる
赤はクロード・デュガのグリオット・シャンベルタン ビンテージは1998.
ドメーヌ クロード・デュガのグランクリュは3つ。
・グリオット・シャンベルタン
・シャルム・シャンベルタン
・シャベル・シャンベルタン
デュガさんのグリオット・シャンベルタンは
かなり貴重なワインだそうで・・・後から検索して冷や汗が出そうでした。
知ってたら飲みたいですって気軽に言えなかったですもん(大汗)。
ヤマシギに合わせた濃厚なソースと合って素晴らしい味!
ワインの話もたくさん聞けて、幸せ。
ムルソーにはグランクリュがないとか、
相反する魅力があるのが、素晴らしいワインの定義なんだって。
勉強になりましたー≧(´▽`)≦
赤ワインとチーズが合わない、とかね。
◎◎とワインが合う、って一般的に思ってることと
違うことを頭で聞くのと実際試せるのって貴重。
実際、こちらのチーズはルフレーヴのピュリニー・モンラッシェと合わせましたが
(後半酔っ払いで画像なし 汗)
と合わせると苦味が増す白カビチーズが
モンラッシェと合わせると相乗効果でおいしくなって、その違いにびっくり。
最後にチーズに合わせて白ワインを頼むという行為自体したことがなかったので
ひたすら勉強になりましたです・・・。
楽しくて、気が付けば5時間以上があっという間。
一応私も女子の端くれとして、デザートワゴンがあるフレンチはやっぱりアガります!!
宝石箱のようなワゴンから提供される焼き菓子とケーキ達。
とにかくテンション上がりました!(笑)
ぜんぶ美味しかったけど、イチゴのクリームのトリュフ、
青りんごのケーキと紅茶のケーキが特に印象的でした。
そして・・・こういうグランメゾンってやっぱりサービスやソムリエの方のお話がすごいですね。
フィンガーボールをお願いしたときの、提供の速さや
料理の出るタイミング、ワインの知識。勉強になりまくりでした。
貴重な経験ができて感激です。
ご馳走様でした。