ご報告 | 赤澤えるオフィシャルブログ Powered by Ameba

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赤澤えるです。すきなことでごはんが食べられるようになってきました。すきなことを仕事にしてはいけないというのが本当か、試しています!


いつか書いてみたかった、「ご報告」。


既にニュースを見た人もいるかもしれないけれど。いつもお世話になっている方に、このブログを読んでくださっている方に、応援してくださっている方に、本日はひとつご報告があります。長くなりますが読んでいただけたら嬉しいです。



2016年3月12日。お店を出すことになりました。
古着を中心に展開するお店で、出店する場所に選んだのはラフォーレ原宿です。私にはブランド総合ディレクターという名前がつきました。


お店の名前は、" LEBECCA boutique " 。
レベッカブティックと読みます。


LEBECCA = レベッカ

海外でも日本でも馴染みのある名前、女の子のイメージがある名前、憧れの存在であることと身近に寄り添う存在と感じられることの2つのイメージが共存している名前、かつ懐かしい匂いが漂う名前、そういうものにしたくて選びました。
レベッカの頭文字はRと表記することが大半ですが、自分のお店だということをしっかりと刻むためにもLに。レベッカには本来「うっとりさせる者」や「魅惑する者」という意味があるそうです。人々を惹きつけるお店になりますように、という気持ちも込めました。

boutique = ブティック
海外や日本国内で集めた古着を丁寧にメンテナンスするお店なので、どこか懐かしさを感じたりふんわり高級感が漂う名前にしたく、たったひとつの小さなお店ということもあり、ブティックという言葉を選びました。


日本の会社がつくる、日本人がディレクションする、日本人がスタッフをする、日本にある、日本の景色に似合う服、私たちのスタイルを提供したい。海外のお客様も日々多く訪れるラフォーレ原宿という場所で、日本人としてファッションを表現し提供する。そのことにとことん挑戦したい。
その思いからブランドのイメージカラーは " 日の丸の " にしました。


海外で集めた古着を、日本の景色に落とし込む。
日本国内で集めた古着を、東京の中心から提案する。
東京のお買い物を楽しめるような、東京に似合う服を届けられるような、もの。こと。ひと。日本にいることや訪れたことを誇りに思えるような、そういうブランドそしてプロジェクトにしたいと思っています。

オリジナルアイテムはデザイナーやパタンナーの方々などと協力しあって古着やVintage itemから型をとり、大人やこれから大人になっていく人々の " 内に潜む少女心 " をくすぐるような、少女感の漂うスタイルを提案・提供していきます。



私は、日本のファッションを、
原宿の中心にあるラフォーレを、
もっともっと素敵にしたい。


安さだけに注目するのではなく、周りに合わせて”普通”でいることを意識するのではなく、1枚の服にとことん思い入れを持って、大切に着てほしい。その服が好きで好きで仕方ない理由を持ってほしい。毎日を自ら特別な日に仕立ててほしい。じゅわじゅわと内側から滲み出る「少女感」を、したたるその一滴を、愛おしみながら。
真っ赤なワンピース、きれいな青のスカート、くすんだピンクのパンツなど、素敵な色を自分のものにする人が増えてほしい。そしてその色は、日本の景色に、東京の景色に、とても似合うのです。

自分だけの1枚にお金をかける。自分だけの1枚を大切する。愛おしいきもちで何度も眺めたり、誰かに褒められると嬉しくてたまらないきもちになる。すきな人に見つめられたくなる。少女感はそういうところにこそ存在します。
そして、そういうふうに接するものを身につけている時というのは、自然と自信がわいてくるものです。それがどんなに心地よいことかを知る機会が、幸運なことに今までの私には幾度となくありました。だからこそ、その1枚を私のお店で提供できたら素敵だな、と思うのです。私はそこにこだわってこの大役に向き合いたいです。


LEBECCA boutiqueは、古着・Vintage・オリジナルアイテムを通し、日本そして東京の景色に似合うファッションを提案・提供し、それを受け取る人に古着の新しい価値を与え
ていくブランドとして立ち上がります
しかし「日本の」だとか「東京の」だとかそういった考え方にこだわりつつも、お店に並ぶものは"made in Japan"だけではありません。古着も、Vintageも、オリジナルも。もちろんその素晴らしさをも提供できるブランドでありたいと思いますが、そうでないものを並べることにもこだわりがあります。それが"made in U.S.A."でも"made in Italy"でも、たとえ"made in China"でも。
LEBECCA boutiqueに集めたものを、LEBECCA boutiqueの考えや思いを通して提案する。それは日本のブランドであるLEBECCA boutiqueのファッションであり、日本そして東京の景色に似合うように私たちが提案する「日本のファッション」としてそこに生まれるものだと考えています。

made in Japanに多大な敬意を払いつつ、そうでないプロダクトでも「日本が発信するファッション」ということを胸を張って言い切りたい。自信を持って提供したい。ゆっくりじっくりこの考えを深めながらものづくり・もの集めをしていきたいです。








いつもみているニュース媒体に自分の名前やプロジェクトが載るなんて、まだ不思議なきもちです。いち早くニュースを掲載していただきましたので、ぜひ御覧ください。

WWD
Fashionsnap.com
FASHION PRESS


正直、このような大役をいただくということは想像もしていませんでした。狙っていたわけでもなんでもなかった。ただ、鮮やかな赤や青のワンピースが、古着のワンピースが愛おしくてたまらなくて。それに短い白の靴下を合わせると特別な気分になって。そうやって毎日を古着と一緒に過ごしてきたのです。そんな普通の、私のような者に挑戦させていただけるということ。心の底から深く深く感謝しています。


LEBECCA boutique 。
3月12日、ラフォーレ原宿4Fにオープンです。


当日は私もお店に立ちます。

宜しくお願いいたします。




2016.2.8.mon.
赤澤える