坂本龍一さんが亡くなりました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6458955
闘病生活の中、最後まで新譜「12」をリリースするなど生涯現役の天才音楽家として活躍されました。
YMOも良かったですが、その前のスタジオミュージシャンや、ソロ活動も好きでした。
特にアルバム「音楽図鑑」「SWEET REVENGE」「SMOOCHY」は最高でした。
「戦メリ」や「ウラBTTB」、「エスペラント」他も。
個人的には清水靖晃氏と坂本龍一さんの天才同士のコラボがかなり好きでした。
清水さんのアルバムでの競演
「DOLL PLAY Ⅰ」
「EVERYTHING HAPPENS TO ME」
坂本さんはスタジオミュージシャン、プロデューサー、アレンジャーとしても素晴らしく、特にアレンジ、プロデュースも担当した南佳孝氏の名曲「夜間飛行」は曲も最高だけど、坂本さんのFender Rhodes, Korg PS-3100の演奏も見事すぎます。
特に曲最後のソロ。
また、作編曲者としての提供曲やコラボ曲もかなり良かったです。
どれもボサノヴァやラテンが基本にあるものが多く、↓の3曲は特に素晴らしいです。
今井美樹「Mantiniqueの海風」
竹中直人「君に星が降る」(ドラマ「恋のためらい」主題歌 )
坂本龍一&中谷美紀「愛してる 愛してない」(坂本さんの「SMOOCHY」収録曲)
坂本さん作編曲の、中谷美紀「クロニック・ラブ」も好きでしたな。
「ケイゾク」の主題歌。
元々は坂本さんの「未来派野郎」収録の「Ballet Mécanique」ですけど。
岡田有希子バージョン(「WONDER TRIP LOVER」)もあり。
坂本さんはそうした提供曲の曲も素晴らしいですが、その演奏もあまりに凄すぎたのが高橋ユキヒロ(幸宏)さんのソロ名盤「SARAVAH!」収録の「ELASTIC DUMMY」。
この曲、この演奏、山下達郎、吉田美奈子のコーラスなどなど、全てが未だに全く古びず、カッコ良すぎます。
YMO以前のちょっとフュージョン的な良曲、坂本龍一&カクトウギ・セッションの「SWEET ILLUSION」も好きでしたな。
昔「クロスオーバーイレブン」でもよく流れてました。
ピラニア軍団「役者稼業」(vocal志賀勝)の坂本さんのアレンジもジャズファンク・グルーヴ感満点のアレンジで秀逸ですな。
いい仕事されてます。
坂本龍一さんの映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』も良かったですね。
2012年〜5年間、坂本さんに密着取材したドキュメンタリー映画。
特にアンドレイ・タルコフスキー映画の音楽的ラディカルさを語る天才音楽家らしい慧眼には瞠目しましたね。
タルコフスキーの影響から楽曲制作していく過程を丁寧に捉えた秀作。
坂本龍一さんとダウンタウンのコラボ、GEISHA GIRLSも好きでしたね。
シャレから始まったような話から、テイトウワやアート・リンゼイも参加した、あんなちゃんとしたアルバムが出来上がるとは、当時ちょっと驚いた覚えがあります。
「ノメソタケ」(アート・リンゼイの曲)
本当に素晴らしき、世界の歴史に残る天才アーティストでした。
坂本龍一さん、ご冥福をお祈り致します。
(続く)