とあるきっかけで春日部(埼玉)にある首都圏外郭放水路、通称"防災地下神殿"に行って来た。
 
”前置き”の記事はコチラ↓
 
11月11日(土)。
 
午前中は"宇宙"とたくさんの"トイレ"を探検してきた💦
 
 
"宇宙編"の記事はコチラ↓
 
筑波宇宙センターから春日部の"地下神殿"へは一般道を利用して小一時間かかった。
 
 
 
建物の名前は「地底探検ミュージアム 龍Q館」
 
 
見学時刻の40分前に到着し受付で参加料を払う。
 
受付では、見学前に必ずトイレを済ませておくようにとの指示があった。
 
この日は午前中も”尿意祭り”だったので先にトイレを済ませた。
 
見学の時刻までまだ時間があったので2階の展示フロアへ移動。
 
 
ここでは映像や模型で外郭放水路の機能や役割などを予習できるので見学前に立ち寄ることをお勧めする。
 
 
同フロアには”中央操作室”もある。
 
筑波宇宙センターの”追跡中央管制室”とは違い、こちらは"ブラインド"も無いし透明なアクリル板で仕切られてはいるが、室内は見放題&写真撮り放題だ💦
 
こんな記念撮影用のフレームまである。
 
 
 
さて地下神殿見学の5分前に1階のフロアに全員集合だ。
 
おおよその行程と注意事項を聞いていよいよ地底探検が始まる。
 
 
受付でもらった参加証のワッペンを貼り付け出発。
 
 
地底への入口まで地上を300メートルくらい歩いた。
 
途中に多目的広場がありユニフォームを着た小学生くらいの子供達がサッカーの練習をしていた。
 
 
入口で人数をカウントし間隔を空けて階段を下りていく。
 
人数をカウントするのは行方不明を防ぐため。
間隔を空けるのは将棋倒しの回避だ。
 
 
残念ながらエレベータは無く、自力で昇降できる人しか見学できない。
ネットで申し込む画面にもその旨注意書きがある。
 
 
つづら折りの階段を降りていくと巨大な空間が現れた。
 
 
テレビなどで見たことはあるが想像を越えた広さ。
 
 
全員が”地底”に降り立つと階段の門扉が閉められる。
 
 
迷子にならないよう全員での行動が原則なので、勝手に地上に戻ることはできない。
 
 
トイレも無いので”尿意祭り”が始まった人は必ず見学前に放水が必要だ💦
 
外郭”放水路”だからといってそこら辺で”放水”してはイケナイ。
(コラコラ💦)
 
写真では分からないかもしれないが本当に広大なのよ💦
 
ニオイはほぼ無い。
 
整然と立ち並ぶ重厚な柱が神聖な雰囲気を醸し出す。
まさしく”地下神殿”だ。
 
 
今回見学した”地下神殿”は外郭放水路の中の「調圧水槽」と呼ばれるセクション。
 
高さは18mある。
 
幅は78m、長さ(奥行)は177mだ。
 
 
ちょっとだけよ動画🎬
 
 
首都圏外郭放水路の仕組みを簡単に説明すると、
地域の河川から溢れた水を一旦、各地域にある”立坑(たてこう)”に誘導し、そこから地下トンネルを経て春日部の”地下神殿(調圧水槽)”に運ばれ、最終的には強力なポンプで水を汲み上げて江戸川に放水するのだそうだ。
 
ちなみに、
ポンプにはガスタービンエンジンが採用されており、航空機用に開発されたガスタービンが用いられているそうだ✈️
 
ポンプの排水能力は最大で1秒間に小学校の25mプール1杯分を排水できる。
(ポンプ4台を同時にフル稼働させた場合の能力)
 
 
隣接する第1立坑方向を撮影
 
第1立坑は深さ70m、直径30mもあり、スペースシャトルがすっぽり収まる容積とのこと。
 
本当にここからスペースシャトルが飛び立ったらカッコイイと思ってしまったロケット
(少年かっ💦)
 

立坑は落ちたらさすがにヤバイので今回の見学ツアーでは見ることはできない。

 
ちなみに、
第1立坑は別の見学ツアーで見学することができる。
(詳細はHPを参照)
 
 
水溜まりの反射を利用して撮影📷
(画像を逆さまにしてみた)
神秘的ゆめみる宝石乙女のトキメキ
 
 
見学終了間際に人混みが無くなった瞬間を撮影。
やっぱ”ギリシャ”っぽい。
(たとえが浅いな…💦)
 
 
滞在時間は30分ほど。
 

先ほど降りてきたつづら折りの階段を昇り地上の出口で解散した。

 
 
出口から多目的広場を横目に駐車場へ向かった。
 
少年たちはまだサッカーの練習に励んでいた。
 
 
見学して分かったことだが、”地下神殿”に行く前に多目的広場でサッカーをしている光景を見て
「(広い土地を有効利用しているんだな~)」
程度にしか思ってなかったが、実は多目的広場の真下に今見学してきた”地下神殿(調圧水槽)”の巨大空間が広がっていたのである。
 
これにはさすがに驚いた。
 
そして…
勝手に、サッカー場が左右に開いて”マジンガーゼット”が現れる光景を妄想してしまったネコさんぽであった💦
 
 
 
 
「宇宙と地下神殿(地下神殿編)」
 
おわり