昨日、母と電話で30分ほど話をしました。
現在、母は岩手県盛岡市でひとり暮らしをしています。
昨年の7月に父が他界したので、もうすぐ一周忌。
今はその一周忌が滞りなく終わるように燃えているようです。
電話で父の思い出話をしているうちに、思いがけないことを母が話し始めたのです。
あんたを子育てしている間は余裕があまりなくて愚痴をこぼすこともあまりなかった。
でもあんたが社会人になって独り立ちしてからは
少し時間にも心にも余裕が出てきたんだと思うの。
そしたらふと心にすきまがでてきて、
やたらと父に過去の出来事を責めてしまっていた。
するとパパはいつもこう言ってたのよ。
後ろをふりかえるんじゃない!
前を向いて生きよ!
と。。
これを聞いて思わず
笑ってしまいました。
そして
そのあと
涙が出てきました。
母のこの言葉には3つのポイントがあります。
ひとつは、
子育てをするということは余裕がなくなるくらい重要かつ大変な作業であったということ
ふたつめ
愚痴をこぼすことができるのはまだ余裕がある証拠なんだということ
(今、愚痴をこぼしている人、人生にまだまだ余裕があるってことですね)
みっつめ
父は母に自己啓発的な助言をしていたということ
なんだかはじめて父や母を親ではなく、
「ひとりの人間」として見たような気がしました。
そうか。。。
母はいろんな想いを胸にひめながら
わたしを育ててくれたんだなあと。。。。
さらにはなんといっても笑いと涙が同時に出たのは、
「後ろをふりかえるんじゃない! 前を向いて生きよ!」という言葉です。
言葉自体はとくにキャッチコピーに使えるようなものではありませんね。
でも、
母がどんな場面でそんなことを言い、
父がどんな場面でそんなことを言ったのかをイメージすると、
なんだかとても人間臭いなあと。。
ところで、
昨年のFacebookやブログなどで父の魂はわたしの中に還ってきたと書きました。
そして今、
わたしが社長さんに対して、
そしてセミナーでも
経営者としてのあり方などメンタル面を重要視した話をしているのも
きっとわたしの中に還ってきた父の魂がわたしを通して
そうさせているんではないかと確信しました。
冨永塾の発足も偶然ではなく父の思惑通りだったのかもしれません。
そうだ、そうにちがいない!
だって父には、
「人をつつみこむような不思議な力がある」
と昨年の父のお葬式のときに父の後輩が話していましたから。。。
この記事については父が教えてくれた最期の授業をご覧ください。
わたしはいろんな人から
オーラがあるとか
エネルギーがあるとか
言われることが多いです(^^)/~~~
それも考えてみれば父が亡くなってからそんなことばかり言われます。
ここからはわたしの自画自賛の持論ですのでご注意ください。
そもそも人を惹き付ける人の魅力って何でしょう?
よく言われるのは
「パワー」ですよね。
でも
強いパワーだけ人を惹き付けられるでしょうか?
強いだけでは、回りの人はその強さに圧倒され
ときには振り回されて疲れるだけです。
人を惹き付けるためには、
この「つつみこむ力」
も必要なのです。
この「つつみこむような力」がわたしに備わっているからこそ
わたしの回りには素晴らしい人達が集まってくるのではないかと思っているのです。
わたしのことをリアルで知っている人にとってはちょっと納得!って言っていただけるのではないかと思います。。。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
冨永英里
