先日、とてもパワフルで素敵な女性と出逢いがありました。
第一印象でお互いに惹かれあうものがあり、先日食事をしました。
彼女のお名前は豊澤 早一妃さん、元CA(キャビンアテンダント)です。
昨年本も出版されたということで、お友達になった証に私たちはお互いの本を交換をしました。
今日はその本から学んだことをみなさんにシェアしたいと思います。
本のタイトルは、
「サービスを100%受けられる人、50%しか受けられない人。」
です。

この本は彼女の24年の体験を元にして綴ったノンフィクションです。
年月と経験が説得力を増しています(^^)/~~~
この本の特徴は、
どんな人がCAからのよりよいサービスを受けているのかを書いていることです。
CAが日頃どんなふうにお客様をもてなしているかのノウハウ本ではありません。
これはある意味驚きです。
世の中では、
お金をもらっている側=サービスの提供をする人(ここでいえばCA)が
最大限、気を遣うべきだ、客はそのためにカネを払っているんだ!
そう考えている人が多いと思います。
実際それはそのとおりだと思います。
しかしながら、彼女曰く、
ファーストクラスに乗る人はどっちが金を払っているかなどのレベルで行動はしないというのです。
たとえば、忙しく動いているCAをみて
「時間のあるときでいいから」とか「手が空いたときでいいから」
とやさしい気遣いをしてくれるのだそうです。
するとCAは、逆に「何とかしたい」という気持ちになってしまうんだとか。
すなわち、
成功者は「相手を動かす」のが上手なんだと書いています。
私はこの文章に激しく共感を覚えました!
ちなみに、
ファーストクラスに乗る品格のある人の特徴は
本書の40ページ以降に書いてありますので、是非一読されることをお勧めします。
ところで・・・この本から私自身が気づかされたこと、
それは、
CAとお客様の関係は、会社経営のあらゆる場面に応用できるということです。
社長と部下の関係
社長と取引先との関係
部長と課長の関係などなど・・・
こちらがカネを払っているんだという態度ではその段階で相手を見下していることになります。
これでは相手は単なるビジネスライクとしてしかあなたに接してくれないでしょう。
心からあなたのために動いてくれることはないかもしれません。
五感を大切にする私としてはちょっと寂しい感じがします。
結局は、
どんな小さな場面においても「人間力」がモノをいうのです。
そんな気配りができる彼女だからこそ、わたしも一目惚れしたのでしょう。
とても勉強になる本でした。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
冨永英里