6月の記事で一度だけ触れた、
バニラの蝶とピニョンのこと。
その新しい場所の始まりまで
あと少しです。
ピニョンピニョンの中には
物語が隠れています。
それは
其々の作家たちがつくりだす、
そのものの中に。
今回予定されている
「コラボ作品set」の中で
バニラの蝶が入るものに
とても短い物語を
書かせて頂くことになりました。
紙巻きオルゴールの穴あきの点。
回すと繋がり、音楽になる。
今から紹介するものがたりは
そんなふうに
別のおはなしと繋がっていたりして
「あ、あの人なのね」とか
「これだったのね」とか
次や、前にと
「行き来」出来るドアーを
作品と共に
楽しんで下さると幸いです。
初めにご紹介する2つの物語には
「調香師」が登場します。
「ノート=notes」
香りを系統ごとに分類したもの。
「香調」のことです。
人それぞれに
好みの香りや苦手な香りがある。
「花」や「果実」
「樹木」
「甘さ」「スパイス」様々に。
纏ったのちに
時間経過で変わりゆくもの、
変わらないもの。
謎の調香師が作ったのは
まだ見習いの『パルファムドール』
(パルファムは香水の中でも1番
香りの濃度が高いのです。)
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prelude.
香水の見習いドール2人
名前 ニュイ(夜) とクレール(明)
はやく一人前の香水になりたいと
願っている。
とあるパリの街角。
そのメゾンには
知る人ぞ知る、調香師がいる。
生み出す香水は、
選んだヒトをしあわせにするという。
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(この不思議な調香師は
秘密裏に幻の薔薇を育てている。)
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メゾンのガラス越しに
溜息をつく見習い、ふたり。
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あるマドモアゼルが入ってきた。
野薔薇のようなひと。
颯爽としたパリジェンヌが。
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【パルファムドールのものがたり】より.抜粋
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愛らしい2人のパルファムドールと
調香師の薔薇のようなミニポーチに
バニラの蝶も、留まります。
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kumeami Instagram.
アクセサリーkumenaoさんの
「編み」のセカイ。
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ハナさんの異素材ドール。
「ここにしかない」があるところ。
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そんな『コラボset』
手にした方には
この物語の完全版を
紙に落として、一緒に差し上げます。
『パルファムドールのものがたり』
次回の
【調香師と石鹸】につながる
お話です。
眩しい季節を待ちながら、
皆様にお会いできるのを
楽しみにして。