不思議の
きのこ採集が
無事終わりました。
今までには
お会い出来なかった方々に
出会うことができました。
毎回、こうして
企画展に参加する度
色んなキモチに
押し流されそうになりながら
毎回、
(初めてのような面持ちで)
ソワソワしながら居ます。
だいぶ後ろから、
小声で驚かさないつもりで
話しかけたり
バニラはその時には
お喋りだったり
にこにこしていたりも
するのですが、
内側はとても
人付き合いが下手なので
それがわかるのが
時に、
とても
おそろしく思えて
わかっているのに
中々自然に振る舞えずに
頑張りすぎています。
頑張りすぎて、
変なところが痛みます。
(何でそこが?というところのスジが
痛くなります。)
きっと
変にチカラが入っているんだと
思うけれど
バニラの森から
色々連れて帰って下さる方々に
お会い出来るのが
こういう機会しかないので
精一杯
ありがとうと思っていることを
伝えたくて
スジが痛くなっても
いいのだ、と思うのです。
「きのこ展」では
ネットショップが無かったので
チラホラと
『終わってからでもよいから
キノコを見せてほしい』と、
嬉しい予約をしてくれて
始まる前から
バニラを喜びの渦に
巻き込んでくれました。
不思議なことなんだけれど、
そのキノコは偶然にも
バニラの元に戻ってきて
始まる前から
好いて下さった方の元へ
行くことになりました。
バニラの在廊日。
おおきく
開け放った入口の向かい側。
「ざあ、ざあ、ざあ」と
長く、大きなざわめきが。
重たくなった枝から
無数の
黄色くひかる
手紙を落としていきました。
ドサ、ドサと。
丸まった背がかわいらしく。
ちいさな子供が
ちいさな手に、
ひかる手紙を
沢山握っておりました。
前回のあの
奇妙な毒キノコたちは
殆どが
もぎ取られてゆきました。
毒のないのも。
写真に
残せなかったのも、いたなー。
今から旅立つ、きのこ。
きのこ狩り
バニラの元には、あと少し。
noirきのこ。
あのものたちも
いつか誰かに
出会えるのかしらん。
棘棘の樹の下から、
アタマに描いて。
元きた路を戻ります。
バニラの腕の棘棘も
枝から元に戻ってゆく。
次への、はじまり。
次回の、猫展。
ありがとう、ありがとう。
棘棘の樹と、バニラより。