ビスキュイブローチ・エマとリュカ | 羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

バニラのつくる、
不思議とヘンテコな世界。
羊毛フェルトや刺繍。
アンティークな素材でつくる、猫や動物、いろんなもの。
其々に
ひとつひとつの、
ものがたり。

バニラのブローチには
其々の物語があります。



ブログにそれらの
ものがたりを書いていたので

バニラの拙いおはなしを
「楽しみにしています」と
言って下さる方もおられたのですが


また書きますねー、と言ったきり。
このままでは
「書く書く詐欺師」に転職寸前、
というところまで来ておりました。




最近は短編みたいになって、
インスタグラムの方に
載せる事が増えております。





少し前の記事で触れた
「白いコ」や「おとこのこ」

ものがたりを待つ仲間たちの
その中のひとつが最新版。





[空想的アンティークシリーズ]
『マダムのビスキュイ』

pyjama soirée🌙🌟 

「エマ」と「リュカ」の
パジャマパーティーの夜のおはなしも
短いお話として
インスタグラムの方へ載せております。




前回に引き続き、モイズムる。
モイファンの皆さまは、小さなスプーンに
お気づきでしょうね♡




バニラの作る猫人形の裏は、
ブローチになっています。

ちなみに皆、出っ腹…(言い方。)



ブローチ金具にワイヤーを通して
壁に貼ったり。


以前登場した、試作のコ。

羊毛と布で軽いので、落ちないのよー。

わたしはつい、
壁に何かを貼りがちデス。
案内状とか、届いたハガキとか。
気に入ったカード類。
乾いた花とか草とか。

レースの欠片。布人形。

もしも水木図鑑に私が入れるならば
妖怪「貼り女」であろう。





ビスキュイのコンセプトというか、、
バニラのアタマの中では
『昔、着せ替え人形で遊んだこと』

紙で出来た平面のお人形。
もっとお洋服が欲しくて、
ドレスを描いて切り抜いて
「クーピー」で塗って。
そんなのを
思い出しながら作った猫なのです。




今回は描いたおはなしに合わせて

「エマ」には初めて
ドロワーズ(下着)を履いてもらいました♡



ネグリジェドレスを小さな手で
持ち上げています。



思いっきりセクハラですね。


寝巻きドレスには
「穴」があることになっていて、
「マダム」がダーニングしています。


前回の記事で
ハイジさんのところへいった猫のドレスは
「穴あきのまま」にしました。


バニラのものがたりの中の
蒼い家のマダムは、無器用さん。


「完璧ではないもの」


私が古物に、そこはかとなく
魅力を感じる部分と
繋がりがあって。




「新しいもの」でも
心惹かれるものはたくさんあるから。
何が違うのかなぁ、、



古物の中にいても馴染むもの。
そんなのがうちにいる。


上手く表現できないんだけども。



この鳥笛とか。



新しいんだけど、馴染むもの。


うちの部屋を例えると
全体的には
茶色多めの弁当風。(わかりますか?)


でも
好きなものはひとつじゃなくて。

すごいカラフルなんだけど
馴染んでるなー。
「昔馴染みでしたかね?」という
ものにも出会えます。

その茶色の弁当の中に
ミニトマトが普通に居るんだけど、
驚かないよねー、みたいな。
(どんどんわからなくなってますか?)






自分のつくるものにも
「そういうの」を込めたいものですが、
その足し引きの加減はいつも悩ましく。




古ものリボンの端っこを
焦がしながら、

珈琲色に染まった布を眺めながら、

「この部分がとても好きだなぁ」と
思ったりしています。

こんな事ばかり始める、
爽やかな妻でなくて申し訳ないが。





バニラの紡ぐものがたりを
「すき」と言って下さる皆さんの中にも
きっと
あるんじゃないか(?)と、
勝手に思っています。







「リュカ」には
ものがたりの中のキーワード、
「古本」を。


古本から切り出して。
重ねて縫った豆本に
コットンと
イニシャルテープでカバーを。
バニラのV。ふふふ。



2人の寝巻きも本も、
アンティーク素材を使っています。




〔オトコノコだったんだー〕
〔こんなにあまーい!パジャマなのに?〕
ハンバーグ師匠…



なんだっていいのです。


バニラの気のむくままの
洋服を着たミニョネット。




『マダムのビスキュイ』

マダムが娘たちに語って聞かせた
ものがたり。
娘から孫へ、お話は継がれていく。


この人たちは
バニラの世界の中にある
幾つもの小さな箱に入っていて、

動いたり話したりしながら
ぐるぐる回っているのです。

こんがらがった、不思議な世界。






いつか
バニラのものがたりが
たくさん集まったら
小さな本にしようかな。


それがいつか古びて
本棚の角っこにあったりして。








「おはなし」が気になった方は
お時間がある時にでも

読みにいらして下さいませ。



今日はそんな
小さな2人の、はなし。

では。





バニラのインスタグラム☞☞☞baniramilk