アンティークとくらす猫(追記) | 羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

羊毛フェルトで紡ぐ不思議へんてこなものがたり♠︎アトリエ.バニラ

バニラのつくる、
不思議とヘンテコな世界。
羊毛フェルトや刺繍。
アンティークな素材でつくる、猫や動物、いろんなもの。
其々に
ひとつひとつの、
ものがたり。

先日の、バニラのミニョネット。
ビスキュイ黒猫ブローチのこと。



バニラがいつか行ってみたい、
その人のところへ。

バニラよりも一足先に
猫の方が到着しました。



了承を得て、頂いたお写真を掲載中。



今は
京都に構えたアトリエで
日々の仕事をされている、
ハイジさん。



ブログで彼女に出会ってから
早4年。
今はブログからは少し離れ、
「lamp×paperi」☞@
紙モノ雑貨クリエイターとして
忙しくされています。


かつてのブログの中に綴られる、
古物や紙モノのすてきなこと。

紙モノも大好きなワタシはすぐに
その世界の虜になりました。



彼女の文章の静かな佇まいの
内側は煌々と。


やりたい事を、夢を

思い描いて、淀みもなく
前へ進んでいく様子に


感動しながら。











3年ほど前。

~ものがたりの動物たちシリーズ
『星の王子さま』より~
“王子のキツネ”
ブローチを迎えて頂きました。

左の、小さなキツネ。(これはバニラの私物より。)





こちらはハイジさんのキツネ。
私物の王子様の上に置いて下さったもの。
ドライの小さなバラを加工して
お供にしました。
(キツネ横のラベルは、ハイジさんの作品)


この小さなキツネは、
ビーズの色を微妙に変えて
試作を含め
数点しかお作りしなかったもの。

お持ちの方は、不思議な繋がりのある方々
ばかりです。






ハイジさんの世界。
「アンティーク」「ブロカント」
「古びたもの」

蝋引きした紙。朽ちた紙。
珈琲色に染まった紙。
懐かしいパラフィン。
いろんな味紙。
手作りの型押し紙箱。


あの世界が大好きだな、と
ずっと思っていたので

バニラのキツネを選んで下さった時には
とてもとても嬉しくて。


その後、別件でちょこちょこ
小さなやり取りをしたときに
『いつか
何かのカタチでご一緒したいなぁ』と
言って下さったこと。



(そんなことが出来たら、
どんなにすてきだろう。)

そのことについては、
『どちらかが、何か面白いことを
閃いたら言い合いっこしましょう。』
ということになりました。







それから。

色んな出来事が降ってきて
時間が過ぎていきました。






昨年、2019年の猫展の折

『思い描くモノ』
をつくるための
時間の余裕が無かったワタシは
ハイジさんに力を貸して頂きました。

アンティーク、古道具。
ハイジさんの世界とワタシの世界の
繋がるところ。


猫の名札を、
遠い昔の箱に仕舞ってあったような
“古びた標本ラベル“
のようにしたい。

その時のワタシには、
それを一からデザインして
作りあげるには、
時間とスキルが足らず。

前に見かけた事のある、
ハイジさんのつくる「それ」を
思い出して
直ぐに相談しました。


あれを使うことができたら。


古いラベルの名札の構想。
虫ピンみたいに、ピンで留めて。
書き損じもある説明書きを。

採集場所。


古びたカンバスのうえ。

苔むした世界。

待つ間に、広がっていく。





そうして急遽つくって頂いたラベルは、
微かな香りとともに届きました。






この箱(25枚入)を、
6箱位だったかしら。


この箱もすてきで。


包み紙の
「ペラペラ」と「パリパリ」の
ロウビキのかんじ。

あー、とてもすきだ。







彼女のつくる標本ラベルに
バニラの書いた
殴り書き風、万年筆の文字。



この時は
母がずっと昔から使っている
万年筆を借りて、書いたもの。



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余談ですが…

万年筆の文字が好きで。
でも
ガラスのペンもずっと欲しかったので、
今は倉敷のガラス工房aunのものを
狙っております。
コロナのことがあって、今はちょっと
其方にも出かけておりません。

書いてみて
その人に合うように
調整してくださるのだとか。
だから「あ・うん」。


インクペン、ガラスだと
洗いやすくて、よさそう♡

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気分が高揚したまま作りながら。
何枚か出来たら、報告のために撮影。
だから、光の具合がね…。夜のランプ。

ハイジさんに
この気持ちのまま勢いで送りました。


こんなカタチで
ほぼ「勝手な都合」で
ご一緒させていただくことに。


ハイジさんが、この名札ラベルを
とても
喜んで下さったのが救いです🌟





こちらの左端には
モイさんのお皿と猫。

初めての猫展にも使わせて頂いた、
モイさんの、別のお皿です。
海猫さんで求めたもの。
モイさんのつくるものが
以前からとても好きで。

こちらでもファンの方が多く。
快く「どうぞ」と言って下さったので
本当はもっともっと
素敵にしたいのですが…。

わたしの世界にいつもそっと
力を貸して下さる、そんな作品です。

















ーーあれからまた、1年が過ぎました。



そうして新しく
あの人のところへ行った、ビスキュイ。





アトリエの机の上、
ビスキュイのおうち。

小さな箱で、旅立った。
いいな。
運んで貰えて。



バニラのミニョネットは
ハイジさんのお仕事の様子を
日々、眺めながら。

『銀月アパートメント』のなかの
アトリエ主と、その人がつくる
美しい紙モノのなかで
暮らして居ります。





春にはきっと、枝垂れ桜がそばに。






今日は
こんなお話し。
すてきなあの人と、猫のおはなし。




それでは、また🌟





バニラのInstagram☞☞☞baniramilk