お正月のお話しです。
年明け、お墓参りをしつつ佐々木さんちおばあちゃんの家へ。
おばあちゃんは90代、娘さんのゆきこちゃん(昔から周りがそう呼んでいたので自分もそう呼んでいた)も70代と高齢世帯で老老介護です。
デイサービスや訪問リハなどサービスを使っているようですが
70代の娘さんが料理や洗濯をしていると思うと普段は大きいだろうと心配になります。
まだまだ元気!
と笑うおばあちゃんと散歩に行くと
「私が死んだら娘を頼むね。あの子には妹もいるけど嫁に行った先で旦那の親の介護をしてるし妹の子供にやっかいになんてとても頼めないから。親戚ももう高齢だし、私はあの子がいるから1人にならなかったけどあの子は私が死んだら1人になるからね。私が死んだらマンション売って老人ホームに入りなさいって話したんだけど、心配なのよ。年寄りが1人で住んで怪我したって誰も気づかないかもしれない。だから、えりちゃんに迷惑じゃなかったら、今みたいにたまに遊びにきて欲しいんだ。私が死んだらお線香あげるふりして娘の様子を見にきておくれ。えりちゃんの暇な時でいいからさ」
笑って話すおばあちゃんの言葉がせつなくて。
悲しいけれど
おばあちゃんとお別れの時期もそんなに遠くないのかもしれません。
ゆきこちゃん許すのならば私の家の近くにと思うのですが
親戚でもない私の元に身を寄せるというのは気が進まないかもしれないし
第一、長年慣れ親しんだ町を離れて
高齢になってから都会に住むなんて負担でしかないのかもしれません。
昨今
高齢者が高齢者を介護するというケースは増えているとよく耳にします。
今まで無関係だと思い
取り留めていませんでしたが
自分には何かできること
ゆきこちゃんの老後について
私でもできることを考えていきたいと思いました。