事の真相。 | 高級泡姫は黒服くんと結婚したい

高級泡姫は黒服くんと結婚したい

アラサー泡姫華絵です。秋ごろより、長らく友人であったチーフ黒服(翼)と交際。この度、結婚&風俗卒業を決心しました。しかし、部屋持ち嬢の恋愛はそうそう甘くありません。穏便に風俗退店し平和な結婚生活を目指します。

重い気分の中出勤すると

事務所は忙しそうで、翼と話す事ができません。

結局上がりの時間に。

今日は元々生理休暇の予定だったので予約をあまりいれてなかったので早めのお帰りです。


タクシーで家へ帰ると翼が。

合鍵で入っていたようです。


普通に出迎えてくれて

何気ない会話から始まり

「このゴム明日持ってくよ」

???

「どこに?」

「昨日、もうこんなにゴムいらないから店に寄付するよっていってたじゃん。」

「…」

「あと、ローションも出すっていって椅子から落ちそうになって、着てた服破けてたけど」


「あ!」

その言葉で思い出しました。


昨日私は

退店が決まったことで安心して

家に着くなり大号泣して

泣き止んだあと

また乾杯して

ゴムやらローションを店に寄付すると言って出していたら

服が破け、ストッキングも伝線し脱ぎ捨てて

寝てしまった。


そう、ティッシュは自分が泣きながら使ったもので、服も自分が脱ぎ捨てたのです。


「なんか、ごめんね…」

「え?ぜんぜん大丈夫だけど、記憶飛んでたなんて珍しいね。元々弱いから外では飲むなよ」


まさか、変な勘違いをしていたなんて言えません驚き


「ストリップしながら、寝よーって言ってきたから、俺もうっかり魔が差しそうになったよ。耐えてソファで寝た俺を褒めてよ」


「本当にごめんなさい!!」


お酒は

もう絶対に飲まない

そう思った瞬間でしたガーンガーンガーン