先日ライヴ参戦したThunderのメンバー2人が、以前に組んでいたプロジェクト、Bowes & Morley。
音楽評論家の伊藤政則さんによるインタビューの中で、とても興味深いことを語っていたので、備忘録のつもりでシェアします。
歌うこととバンドのフロントマンとしては天下一品のダニー(Vo)も、こと作詞に関してはまったくダメなようで、「自分の歌詞を書かないことに全く抵抗はないよ」と笑わせつつも、
やってはみたが、最終的に自分には無理とわかった
めちゃくちゃ難しく、やりがいも感じなかった
そんな自分が作詞することに疑問を感じた
とにかく、作詞という作業はちっとも楽しくなかった
…そんなことを語ってます。
さらには、もともと自分のソロプロジェクトとして計画していたため、組む相手を3年(!)かけて探したけれど、誰とやってもまったく楽しめず、結局無駄に終わったとのこと。
それを、バンドのギタリストであり作詞作曲やプロデュースも担っているルーク(G)に「相手探しが大変だ」と愚痴ったら、「俺に曲を書かせて。プロデュースもさせて。」と言われ、結果、彼ら2人のプロジェクトになったのだそう。(元の鞘に収まったってことね)
「ルークとなら、自分の創造的な部分を活かせるから。こんな曲はどう?と言えば、彼は作れるから。俺はそれでOKなんだ。」
それ聞きながら、よく言われるように、誰とやるのかって本当に大事…そう思ったんですよね。
そして、どんな人も、誰かのパズルのピース同士なんだな、と。
自分が苦手とすることは、他の誰かが得意としているかもしれないし、それと反対も当然ある。
ひとりひとりが持っている凸凹は、良いも悪いもない、その人だけの個性。
だから、それぞれ自分が得意なことをやるのが一番なわけで、ひとりで何もかもできる必要も、やろうとする必要もまったく無いし、あの人はできるのに自分はできない…と、自己否定や自己卑下して思い悩む必要も無いってことなんですよね。
私たちは子どもの頃から、テストや通知簿で数字の評価をつけられ、つい人と比べる癖がついてしまっているけれど、人とは違う自分だけが持つ凸凹にこそ大きな魅力が潜んでいる。
そこ、忘れずに大切にしたいですよね
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