GW2023沖縄旅4 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

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中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

あっという間に最終日。帰りの飛行機は20:35発なのでだいぶ時間がある。この日は国際通りを散策して、それから首里城に行こうと決めていた。


時間に追われることがないとついダラけてしまうので宿を出たのはチェックアウトに近い10:30頃。大きなリュックは預かってもらおうと思っていたが、フロントは不在だった。担当者の電話番号は書いてあったが今から呼び出す時間も勿体無いのでこのまま駅に向かってコインロッカーに入れることにした。


駅のコインロッカーに無事に荷物を預けて最終日の散策開始。まず旅行とは関係ない用事で100均に寄りたかったので(帰ってから行けよと思うだろうが、家から駅が遠く在宅勤務の日はなるべく出たくないもので…)、牧志駅の1つ手前、美栄橋駅の近くにあるショッピングセンターからそのまま歩いて牧志市場に向かってみることにした。




100均での用事を済ませてそのまま直進すると国際通りにぶつかり、市場本通りの入り口があるので入ってみる。早速海ぶどうなどの食品のお土産が売ってるお店に吸い込まれて試食・購入。柚子胡椒ならぬシークワーサー胡椒というのが容赦なくピリピリでめちゃ気に入った。





沖縄そばのお店もあるしなんでも食べ歩きしたくなってしまう。まずはかの有名な第一牧志公設市場に向かってみるが、そういえば暫く仮店舗営業だったのが移転してリニューアルオープンしたんだっけ?スマホの地図が指してるのが仮設店舗の場所で、行ってみたらもぬけの殻だった。移転後の場所の地図が載っていたがわからなくてグルグル結局市場本通り沿いだった。




リニューアルしたばかりで綺麗だからあんまり想像してたゴチャゴチャ感がなく、普通にスーパーみたいな感覚。エビが見た目からしてダメなので海産物売り場には近づけず、お腹が空いたのでパイナップルとサーターアンダギーを買ってその場で食べた。


その後通り沿いのお土産屋さんでちんすこうを買って無駄に荷物を増やしてから首里へ移動。首里城、ゆいレールの駅からだと15分くらい歩くけどフリーパス買っちゃったのでかたくなにゆいレール使って行きます。




ゆいレールを使ったもう一つの理由は駅の近くにある「首里そば」というところが有名なので並ぶの覚悟で行こうと思っていたのだが、到着してみると人の気配がないので休みだと悟った。なんだそれなら市場の中で沖縄そば食べてくれば良かった


ゆいレールの車内で今日は多くの人が傘を持ってるなーと思っていたが、駅を出ると少し小雨がパラついていた。折りたたみ傘はもっているが手が塞がるのが嫌でそのまま進む。





首里城がある首里城公園は東西に長く広がるが、見学コースとしての入り口は駅とは反対の西側になる。そこまで石垣沿いの道を歩くだけでエモすぎる





途中首里城とは反対側に見えた石造の大きなお城のような建物があまりにかっこよくて目を奪われた。あれはなんの建物だろうか、見学できるんだろうかと思ってたら後で調べたら沖縄芸術大学のキャンパスで歴史的建造物じゃないのね!こんな所で学べるのかっこよすぎる。




周囲は傘をさしている人が増えて来たが帽子を被ってるので濡れる実感があまりなく、まだ出さずに耐える。西側の入り口の守礼門まで行く。




そこから順番に歓会門、瑞泉門と進む。




が、首里城は2019年に火事で消失してしまったので、その先は現在仮設の廣福門でエモさはないんだよなあ。




その先は有料エリアとなる。現在の首里城は復興の様子を展示する形を取っており、消失したパーツや再建に関するビデオなどが展示されている。熊本城といい、再建中の城の見学ばかりしているな。




展望所となっている東のアザナまで行く。そこから見下ろす城下町を見て思ったが、沖縄は民家やアパートもコンクリートでできたものが多い。ベランダなどの手すりもコンクリートに網目模様を開けたような造りが多くそれが築年数が経って色が変わり重厚な雰囲気を作り上げている。築年数はそこまで古くないはずなのに、街全体が歴史の中のような雰囲気なのだ。


またぐるりと西側へ戻る。その先にある玉陵も世界遺産なので見ておくか。




玉陵は琉球王国の王族の墓で、入り口の建物の地下が資料館になっていた。これまでの調査でかなり詳細に誰の墓なのかわかっているようだ。500年以上前の歴史がわかるってすごいことだよなぁ。そして私は琉球王国に関する知識がほぼないので、琉球人とはというところが気になった。彼らは民族的には中国人なのか、日本人なのか、そのどちらでもないのか。その言葉や文化の違いなど、散々通った北海道のアイヌもそうだけど日本てやはり日本人と一括りにするのは無理があるなぁと感じる。




王族の墓はガジュマルの木が植った道を通り抜けた先にある。大きな石墳は閉じられていて中の様子はわからないが、ここに先ほどの地下室の資料の通り400年に渡り続いた琉球王国の歴代の王たちが眠ってるんだな。




再び首里城公園を西側から東側へ抜けて駅へ向かうことに。行きとは違うコースを通るほうが美しいが、それだと遠回りになるのでもう足が限界だった。石垣の歴史を感じる古さや熱帯の植物などの景色が非常に良く、雨に濡れることすら気持ち良いとか思っていたら雨は突如スコールになりそんなこと言ってる場合ではなくなった。慌てて近くの門の下に逃げ込み傘を引っ張り出す。


そこにいたスタッフさんに一応駅への道を聞くと、あれ?私が思ったのと逆だぞ?スマホの地図を見るといつの間にか駅方面を通り越して南東に位置する継世門までぐるっと回ってきてしまっていた。駅へ戻るため、土砂降りの住宅街を歩く。雨さえなければとても興味深い沖縄住宅をじっくり見て回れるのに


ロングスカートなんかはいてきちゃったからもうビショビショだ。なんとか駅まで戻り、ゆいレールで県庁前駅へ戻る。お昼ご飯を食べ損ねてしまったのでどこかへ行こうと思ったが、もう雨の中歩き回る気になれなかったのでパレットくもじの中で完結させることにした。お惣菜を買った地下1階に沖縄料理のレストランがあったことを思い出し、そこでソーキそばを食べた。


それから電源のあるモスバーガーでお茶&充電休憩を経て、最後にGODIVAに寄ったが抹茶のショコリキサーが入荷待ちになっていた沖縄限定の黒糖というのもあったが雨で体が冷えてしまったので無理に飲む気にもなれず、だいぶ早いがこのまま空港へ向かうことにした。


飛行機は20:35発だが、空港着いたのは17時台。お土産をゆっくり物色して、18:30くらいに夕飯で行こうと計画していたバーガー店、AWへ。並んでいたので逆にそこで時間を潰すことができた。




W、とにかく人が多いので作り置きしているのか注文したらすぐ出て来たが、その分あんまりあったかくなかったのがちょっと残念だったなぁ。空港じゃなくて街の店舗行ったら印象も違ったのだろうか。


やること無くなったのでもう搭乗口行こうと手荷物検査に入った瞬間、スマホのアプリに出発時刻変更のお知らせ。なんと21:15今から入ってもめっちゃ待つじゃんと思ったがもういいやと入り、買いもしない免税品などをひたすら見ていた。この日は天候が荒れていたせいかどの便も遅れていて、中には東京発で4時間遅れのもあった。


元の時間でも羽田から家まで帰れないので以前にも泊まった天空橋と穴守稲荷の間にあるゲストハウスを予約していた。東京着いても雨で、その寒さにびっくりしてしまった。シャワー浴びて3時近くに就寝し、5時半に起きて帰宅。疲れを溜めたまま1週間なんとか乗り切るぞ