本番日。
毎日チューニング（調律）は念入りに。
普段ソロやデュオで動いている時は、
耳でささーっと合わせますが
ただでさえ妖うい音、
少しでも気持ちよく心地よく
【天使のオルガン】にしなくてはと
調律も神経使いまくります。
なにせ、、、
33音も調律するので。
写真を見ても
少しずつ自分の演奏が出来てきたのが判ります（笑）
恥ずかしいけど。
2日目の写真
直立不動…
3日目。
↑やっと自分を取り戻した人
人見知りですが
やっとオケの皆さんと
少しずつ話しができるように。
「あげひばり」ソリストで
素ん晴らしい演奏をされている
コンマスの神谷未穂さんに
「すごい早業で水つけてるよね」と
バレる
私の魔法の指（笑）
いつも吸水がよくて長々と足りるのですが、
初日完全に足りなくて大事な最後が
全くカスカスの音になり
落ち込んでいたのです。
リハ後すぐ分析に入りましたが、
テンポもゆっくりだったし、
東京より秋が進んでいて
乾燥していた為と思われます。
音量稼ごうと意気込んで
圧かけていたのもあるかも。
そして、ソロを務めさせて頂く
バッハ「主よ人の望みの喜びよ」は
後半長々と全く休符がない。
つまり給水ポイントがないんです。
最後まで弾ききるために
急遽【臨時給水ポイント】を編み出したのですが
神谷さんにすぐバレたという訳です
神谷さんてほんとすごい方だなと
びっくりしました。
さて本番。
バッハは中世ヨーロッパのイメージでベージュのドレス。
裾引きずって、こけるのが怖いので
ミモレ丈です（笑）
「主よ」は
本番少し欲張った為に起きた
反省点もありますが
響きを楽しみオケを楽しみながら
弾く事が出来ました（涙）
3日という贅沢な時間を頂いたおかげです。
指の調子もとてもよく
なんと、結局【臨時給水ポイント】も使わず
余裕で演奏できました。
結構練習したのに（笑）
後半は仙台フィルメンバーになりすまし
黒衣装にて。
サン=サーンス「動物の謝肉祭」では
どんどん個性的な動物達が現れ、
私は水族館とフィナーレに参加。
仙台フィルの皆さんに乗せられて
本番が1番うまくいきました。
ピアノデュオリブラのお2人も
ものすごい勢いでバランスとって弾いて下さって
感激しました。
リブラさんの本番の突き抜けも
色んな場面で愉しく
素晴らしかったです！
こうして
みなさんの音を1音ずつ慈しみながら堪能。
出来れば丸ごとパックして持ち帰りたかった。。。
終演後、
今回企画して下さった
HAL PLANNINGさんと駆け寄ってハグ！
このような素晴らしい機会を与えて下さり
本当に感謝しかありません。
そして
「ひょっとしてー」と仰って
訪ねて下さったのは、、、
明らかに知っているお顔！
これまた音大時代ぶりの
作曲の小山和彦先生でした！！！
びっくりしましたー！！
先生何で覚えて下さってるんですかー？？
星の数ほど生徒さん送り出していらっしゃるのに。
もう何でもいいから嬉しかったです
そうして慣れた頃に、、、
仙台フィルとの夢の共演は
終わってしまいました
ほっとしつつ、さみしかったです。
が、そんな事も言ってられず
またまた搬出に向けて解体ショースタート。
しばしまた1人の世界へ潜りました。
21時も超え、
すっかり全てバラし終えた
敏腕ステージスタッフ様、
HAL PLANNING様、
そして神朗読の舟倉さんまで
グラスハープのバラしを見守って下さいました。
舟倉さんは朝の番組もやってらっしゃり
毎日超ご多忙なのに
この夜一緒に帰って下さる為に
美しいままニコニコとグラスハープ解体に
お付き合い下さったんです！
ここテストに出ます！
遅くなりすごく申し訳なく思いつつ
素敵な方々ばかり奇跡の様に集まる
この現場はなんなのだろう、、、と
思っていました。
（ちゃんと手を動かしながら）
美化して見てるのか？
いや、違う。
と何度も自問自答してました。
（↑気持ち悪いひと）
最後こんな感じで
グラス達は無事、
ホテルに一緒に帰りましたとさ。
はぁー、素敵なコンサートだったぁ
お客様もものすごく楽しまれていたのが
伝わってきました。
ご来場頂きましたみなさま
ありがとうございました！！
共演の全ての皆様、スタッフ皆様
本当にありがとうございました！！
この日の夜はHALさん
三宅さんリブラ文さんと
少しだけ乾杯ご一緒させていただきました！
0時になりシンデレラの様に魔法が解け
泥の様に眠りましたとさ。