”ついつい長居してしまう”
と、旅人たちから聞いていたシリア。
意外にも?あっさりと去ることになった。
滞在日数、わずか7日。
あれ・・・・?
一度入国したら、
長居する派のあたしたちには少しめずらしい展開となった。
やっぱり、入国のときのこの国の印象が悪すぎたのかなぁ(笑)
アレッポからトルコの国境までバスで2時間。
入国のとき、あれだけもめた。
これで普通に出国できるわけがない。
いや、できてはいけないだろう、普通に考えて。
だってビザ切れてるもん、不法滞在だもん。
で、ふつうに出国できた。
なんだ?この国。
正直なところ、想定内ではあった。
でも、どうせてきとうなら、
入国のときから一貫しててきとうにやってくれ・・、
と、言いたい。
国境には立派な免税店。
さすがトルコ。
ドライバーのおやじに、
「ちょっと買い物してきていい?」
と言うと、
「だめ!」
の一言。
「なんでなんで?すぐ戻るから!」
としつこいあたしら。
すると、しぶしぶOKが出た。
でも、お会計をしてると・・。
「早くしろ!」
とむかえにきた。
んで、小走りでバスに戻ると
「遅えょ!」
とまた一言。
何だよ、自分だってタバコ買ってたじゃん
あたしとしては、これはケンカだと、思う。
ふつうにムカついたもん!
でも、数分後には
「何買ったの?見せてよ。」
と、にっこり
「今日カッパドキア行くの?おれも!」とか、
ものすごい笑顔で「コーヒー飲むー?」とか・・。
こっちとしては気持ちがっ、ついていかない・・んだけど。
でも、なんだか気持ちがいい。
ムカついたけど、言いたいことは言ったし、
こんな付き合い方はキライじゃないよ。
日本では、なかなかむずかしいだろうけど、
人間関係楽になりそうで、いいなぁ・・。
そんな感じで
まだまだ続く、アラブ圏(笑)
でも、、トルコはアラビア語圏ではないし、
アラブの雰囲気に西洋やアジアの文化も加わって、
きっと独特。
そして、
トルコはずっとずっと行ってみたくて、
長年温め続けてきた国。
今回の旅の、目玉のひとつ。
無事入国を果たし、バスはアンタクヤに到着。
夜には、夜行バスに乗ってカッパドキアを目指す。
それまでの5時間、はじめてのトルコを散策してみることにする。
まずは、ロカンタ(安食堂)へ。
食べ放題のパンのおいしさにびっくり。
そんなあたしのとなりで、
ともちゃん、「トルコはまだまだうまいパンを食わせてくれる」、と。
この方、トルコ3回目ですから(笑)
しかし、物価の高さにもびっくり。
ヨーロッパに片足突っ込んでるだけあるなぁ。
10:30p.m.。
アクサライ行きのバスに乗り込む。
トルコのバスはなかなか快適。
お水、お茶、コーヒーは自由に飲めるし、
ドライバー以外にもお世話係のお兄さんが必ず添乗してて、
お菓子を配ってくれたり、寒くないですか?毛布いりますか?と、
至れり尽くせり。
眠ってるのに、起こしてまで聞いてくれます(笑)
それもトルコ語でね・・・(笑)
寝起きから頭使わせないで
キレちゃうから。
そんなこんで、睡眠時間1時間。
明方4:30a.m.、お世話係にやさしく起こされる。
相変わらず、寝起きにトルコ語キタ。
だから、わかんねーっつうの
しかも、こーゆーときにともちゃんではなくあたしを起こす。
動物的本能だろうか?
キレても解決しないので、頭フル回転。
そして、「5:00a.m.にアクサライに到着する」、と解釈した。
すると5分後、「バスから降りて」ときた。
あれ?あたしの解釈では、あと25分後のはずだったんだけど・・。
解釈間違った・・?
あわててともちゃんを叩き起こし、
バスを飛び降りる。
・・・・・。
で、ここはどこでしょうか?
バスターミナルでもない、ただの国道沿いって感じ。
人は見当たらない。
少し離れたところに、ガソリンスタンドがあるのみ・・。
あまりに意味不明だったため、
今でもこの風景は目に焼き付いてます。
藁にも縋る思いでガソリンスタンドへ。
「カッパドキアへ、ギョレメへ、いきたいんです!一体、ここはどこで、どうしたらいいのでしょう?」
と、訴えてみました。
英語は通じてないと思います。
しかし、なかなか勘のいいお兄さんで、幸いでした。
ギョレメへ行きたい外人が、テンパってる。
これだけは理解したようで、
仕事中にもかかわらず、
来い、ってしぐさをすると、
ガンガン道路を渡り、1台のバスを止めた・・。
「ヒッ、ヒッチハイクですか??」
そのバスは、間違いなくギョレメ行きで、
あたしたちはそのバスに乗せられ、
無事に目的地へ到着することはできた。
できましたよ。
でもさぁ。
あたしたち、もともとギョレメ行きのチケット買ってたんだよ?
てかさぁ、チケット買ったときに言えよ、
乗り継ぎは、バスから降ろされ次第、
ヒッチハイクです、とかさぁ。
びっくりするじゃん、ねぇ?
だって、ガソリンスタンドのお兄さんが助けてくれなかったら、
まだ暗い中を、あたしたちどれだけ彷徨うことになったと思う?
それとも、実はガソスタのお兄さんは、
バス会社の従業員でもあり、これも仕事のひとつだとか?
旅は、いろんな意味での驚きと疑問の連続だ・・・。
トルコ国境の町、アンタクヤ。
移動中も、ちゃんと写真撮っておけばよかった・・。
テンパってたから、この間に撮った写真はこれたった1枚。
教訓。
テンパってて写真どころじゃないときこそ、
後の笑いのためにカメラを構えよう
